冬の毛布や布団、リネンをおうちで洗濯するコツと洗濯頻度をご紹介

2021/12/20

寒い冬に大活躍する冬の毛布や布団、タオルケットなどのリネンのお洗濯。どのくらいの頻度でお洗濯するのがよいのでしょうか。
商品によっては、自宅で綺麗にお洗濯することができる冬の寝具類。「お洗濯マイスター」であるライオン株式会社の大貫和泉さんに、お洗濯のコツや洗濯頻度の目安などを教えていただきました。

取材協力=ライオン株式会社 

自宅での毛布の洗い方とおすすめ洗濯頻度

冬に欠かせない寝具である毛布。自宅で洗う場合は、まず毛布の洗濯表示と洗濯機の取扱説明書をチェック。自宅の洗濯機で丸洗いが可能だと判明した場合、以下の手順で洗ってみましょう。

自宅での毛布の洗い方

下準備① 毛布についている「洗濯表示」を見て、おうちで洗えるかどうかを確認する。

洗濯表示に「洗濯おけ」や「手洗い」の記号がついている場合→おうちで洗えます
旧絵表示に「洗濯機」マークや「手洗い」マークがついている場合→おうちで洗えます
洗濯表示や旧絵表示に「洗濯おけに×」がついている場合→おうちでは洗えません

下準備② 洗濯機の取り扱い説明書をチェック

洗濯機の取扱説明書に、「毛布コース」や「大物洗いコース」などの毛布が洗えるコースがあるかを確認します。コースがある場合は「毛布コース」や「大物洗いコース」のページで、毛布がおうちの洗濯機で洗える素材か、また洗濯可能な重さかをチェックします。

洗濯機によっては、洗濯時のかたよりや生地の傷みを防ぐために「洗濯ネット」や「洗濯キャップ」を必要とする場合があるので、前もって準備しておきましょう。

手順① 汚れをたたき落とす

もの干し竿などにかけて、布団たたきで軽くたたき、ホコリや髪の毛などの汚れを落とします。

手順② 汚れが気になる部分は前処理をする

直接肌が触れ、皮脂や汗がついて汚れやすい首回りなどの部分汚れが気になるときは、おしゃれ着用洗剤の原液をつけ、キャップの底で軽くたたいて前処理をするといいでしょう。

手順③ 洗濯ネットに入れて、洗濯機へ

毛布を洗濯ネットに入れるタイプの縦型自動洗濯機の場合、汚れている部分を外側にし、ジャバラ状(屏風だたみ)にたたみます(縦型自動洗濯機でも機種によっては、洗濯ネットを使用しないもの、洗濯機に入れるときのたたみ方を指定しているものもありますから、取り扱い説明書をチェックしましょう)。

たたんだ毛布をロール状に丸め、洗濯ネットに入れます。直接肌が触れて汚れがつきやすい首回りの部分が、外側になるように丸めるのがポイント。

手順④ コースを選択してスタート

「毛布コース」や「大物洗いコース」などを選び、おしゃれ着用洗剤を洗剤投入口にセット。このとき前処理で使用した洗剤分を差し引いた分を入れましょう。ボタンを押して水をためます。

手順⑤ 毛布をしっかり押し沈める

毛布は浮きやすいため上部が水につからないことがあります。水がたまったら、洗濯機を一時停止。両手で5〜6回程度、しっかり押し沈めてから洗濯を再開しましょう。

手順⑥ 脱水後は早めに!「M字干し」で効率よく乾かす

脱水後はすぐに洗濯機から取り出し、手で取れる毛玉は取っておきましょう。毛布は大きければ大きいほど乾きにくいもの。効率よく乾かすため、もの干し竿を2本使って写真のように「M字」状に干しましょう。また、途中で表と裏をひっくり返すと乾きが早くなります。

直射日光に当たると生地が日焼けしたり、色あせたりするものもあります。洗濯表示で必ず干し方もチェック。陰干しマークのあるものは日陰に干しましょう。

おすすめの毛布の洗濯頻度は?

「毛布はおうちでお洗濯できるものでしたら、シーズンが終了したときに、洗ってしっかり乾燥させてからしまうことをおすすめしています。汚れが残ったまま収納してしまうと、収納後に、虫食いの被害にあったり、イヤなニオイが発生したりすることもあるからです。また完全に乾燥させないとカビが発生することもあるので注意してくださいね。

毛布を使用しているシーズン中は、大量の汗をかいたり、汚れやニオイが気になったりしたときに洗いましょう。「できればこまめに洗いたいけれど、毛布を洗うのは面倒」という方は、毛布にカバーをかけて、そのカバーを頻繁にお洗濯していただくと良いかと思います」

おうちでのふとんの洗い方とおすすめ洗濯頻度

ふとんも洗濯機で洗える表示や手洗い可の表示があれば、おうちでお洗濯できます。洗濯機で洗う場合は、先に紹介した毛布と同じ手順で洗いましょう。

でもサイズによって洗濯機に入らない大物ふとんもありますね。その場合はお風呂の浴槽を利用して「足踏み洗い」をしてみましょう。

おうちでのふとんの洗い方<足踏み洗い>

下準備① 洗濯表示をチェック

タグの絵表示など確認し、おうちで洗えるかどうかをまずは確認しましょう。

下準備② 適切な洗剤を選ぶ

型くずれ防止効果のあるおしゃれ着用洗剤がおすすめです。

手順① ホコリなどの汚れを取り除く

ふとんを物干し竿などにかけ、ふとんたたきなどでたたき、ほこりなどの汚れを落とします。

手順② 落ちにくい汚れの前処理をする

肌に直接触れる部分は、「エリ袖用の部分洗い剤」もしくは、「おしゃれ着用洗剤の原液」をつけて容器の先もしくは、キャップの先で軽くたたきましょう。汗ジミやおねしょなどのシミには、「液体酸素系漂白剤」か「シミ用の部分洗い剤」をつけておくといいですよ。

手順③ 屏風のようにたたむ

汚れた部分が外側になるようにして、浴槽に入る大きさに合わせて屏風のようにたたみます。

手順④ 洗剤液を浴槽に張る

たたんだふとんがつかる程度の洗剤液を浴槽に張り、中に入れます。

手順⑤ 足で踏み、まんべんなく押し洗いする

浴槽の中で足踏みをするように、布団をまんべんなく押し洗いします。必ず壁や手すりなどにつかまり、転んだり滑ったりしないように注意しましょう!

手順⑥ キレイな水に取り替える

栓を抜き、すすぎのためにキレイな水に取り替えたら、洗うのと同じ要領で浴槽の中で足踏みをします。これを2回繰り返し、すすぎます。

手順⑦ 浴槽のふちにかけ、自然に水を切る

浴槽のふちにふとんを掛けて、自然に水を切ります。

手順⑧ 水が切れたら物干し竿でM字型に干す

水が切れて軽くなったら浴槽から移動し、物干し竿を2本使ってM字型に干しましょう。こうすると風が通る空間ができて、早く乾きます。

物干しにかけたら形を整えます。中綿が片寄らないように、乾燥するまで数回たたいてほぐしましょう。

おすすめのふとんの洗濯頻度は?

「ふとんは毛布同様、シーズンを終えたときに洗ってしっかり乾燥させてから収納しましょう。もちろん使用中、汚れや汗が気になったときにも洗うといいでしょう。あまり頻繁に洗えないという方や、よく汗をかいたりして汚れが気になるという方はカバーをかけて、カバーの方をまめにお洗濯する方がおすすめです」

自宅でのタオルケット・敷きパッドの洗い方とおすすめ洗濯頻度

タオルケットや敷きパッドなどのリネンも洗濯表示を確認すれば、自宅でのお洗濯が可能です。毛布やふとん同様、適切な洗剤を確認して目立つ汚れには前処理をしてお洗濯を始めましょう。

おうちでのタオルケット・敷きパッドの洗い方

下準備① 洗濯表示を確認する

タグなどについている洗濯表示をチェックして、おうちで洗えるかどうかを確認しましょう。

下準備② 適切な洗剤を選ぶ

洗濯表示やタグの注意書きも確認し、適切な洗剤を選びましょう。
<おすすめの洗剤>
・洗濯機で洗濯処理ができる、もしくは弱い洗濯処理ができる→一般衣料用洗剤
・洗濯機で非常に弱い洗濯処理ができる、もしくは手洗いができる→おしゃれ着用洗剤

手順① 目立つ汚れの前処理をする

目立つ汚れには直接、洗剤の原液を塗布します。汚れが広範囲にわたる場合は、洗剤を水に薄めた液をやわらかいスポンジに含ませ汚れになじませます。生地を傷める原因となるため、スポンジの硬い部分ではこすらないようにしましょう。なじませたあとは、水が垂れないよう軽くしぼります。

手順② ジャバラ状に折りたたみ、洗濯ネットに入れる

汚れている部分が外側になるように「ジャバラ状」に折りたたみます。ロール状に丸めて洗濯ネットに入れます。

手順③ 汚れた部分を下側にして洗濯機に入れる

直接肌が触れて汚れた部分を下側にして洗濯機に入れ、「毛布」または「大物洗い」コースを選びます。洗剤投入口に標準使用量の洗剤をセット。気になる汚れがある場合には、液体酸素系漂白剤を漂白剤投入口に入れ、ボタンを押して水をためます。

手順④ 洗濯が終了したら手早く干す

外に干す場合は、毛布やふとん同様に物干し竿を2本使った「M字干し」が早く乾くのでおすすめ。室内に干す場合は、洗濯ハンガーに「ジグザグ干し」をして、扇風機を当てると早く乾きます。

また、ハンガーで隙間を広げて竿にかけるのも、すき間ができて風がよく通り早く乾きます。

おすすめのタオルケット・敷きパッドの洗濯頻度は?

「冬にタオルケットや敷きパッドを使用する場合は、布団や毛布同様、汚れやニオイが気になったときがお洗濯の目安。その際、消臭や防臭効果のある柔軟剤を使用すると、肌触り良く仕上がるだけでなく、イヤなニオイがつきにくくなるのでおすすめです。また、シーズンが終了したときの収納前にも、お洗濯をしてからしまうようにしましょう。

夏にタオルケットや敷きパッドを使用する場合は、こまめにお洗濯を。特に暑い夏の夜は、ひと晩で約500〜1000mlの汗をかくと言われています。その汗や皮脂は、タオルケットや敷きパッドにしみ込んでしまい、そのままにしておくとイヤなニオイや黄ばみの原因になってしまいますよ」

ライオン株式会社 お洗濯マイスター
大貫和泉さん

消費生活アドバイザー、繊維製品品質管理士 健康予防管理専門士。洗濯用洗剤などの製品開発・調査に約20年携わる。母親としての経験と研究活動を融合し、日々のお洗濯に役立つ情報をわかりやすく伝えている。

適切な洗濯でいつも寝具を気持ちよく清潔に保ちましょう

寝具が清潔で気持ちがいいと、心地よい睡眠にもつながります。適切な自宅でのお洗濯方法を知って、いつもきれいなリネンで過ごしたいですね。夏よりはお洗濯頻度の下がる冬のリネンですが、汚れやニオイが気になるときは長いあいだ放置せず、こまめにお洗濯するのがよさそうです。

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