初めてのベランダ菜園に挑戦!カインズの園芸担当者に聞いてみた

2021/05/28

畑や庭がなくても、プランターで手軽に野菜などが育てられることから、人気を集めるベランダ菜園。普段食べている野菜の成長過程を間近で観察でき、自然の大切さをお子さんに伝えられるなど、食育としてのメリットもたくさんあります。

今回は、初めてベランダ菜園を始める方に向けて、必要な道具や初心者にも育てやすい野菜など、ホームセンターの「カインズ園芸担当」の方にお話を伺いました。
実際に、初心者向けのミニトマトの苗植えと枝豆の種まきをしてみました!

【ベランダ菜園の基礎知識①】日当たりがよく風通しのよい場所がベスト

基礎知識①

まずは、おうちの環境がベランダ菜園に適しているかをチェックしましょう。日当たりのよさはもちろん、風通しもよい環境が望ましいです。

マンションの場合、避難経路として通路を確保する必要があるので、物件によってベランダの利用条件が異なります。事前に確認しておきましょう。

初心者に育てやすい野菜はミニトマトや枝豆など!

場所が確保できたら、種まきや苗を植えるのに適した時期の野菜の中から、何を育てるか決めましょう。

初心者にも育てやすい野菜の例
・ミニトマト
・リーフレタス
・小松菜
・チンゲン菜
・はつか大根
・枝豆
など

ミニトマトは種から育てることもできますが、初心者なら苗から育てる方が失敗しにくいようです。移植を嫌う枝豆などは、種から育てるのがおすすめで「自宅で取れた枝豆は鮮度が高く絶品ですよ!」と教えてもらいました。

カインズなどのホームセンターに行くと、苗や種がたくさんあり、初心者だと何を育てるか迷ってしまうかもしれません。そんなときは園芸担当などのお店の方に相談してみるといいでしょう。

こちらの記事でも始める前の注意点など、ベランダ菜園の基礎知識を紹介しています

【ベランダ菜園の基礎知識②】プランターは大きめのものがベター

基礎知識②

何を植えるか決まったら、次は必要な道具を揃えます。ミニトマトの苗と枝豆の種をまくために必要なものがこちら。

●プランター(20リットル以上の大きなものがベター)

野菜は株の幅(枝の伸びている長さ)に対し、根も同じだけ育ちます。ミニトマトやナスのように人の背丈くらいまでグングンと大きくなる野菜は、プランターが小さいと根が十分に伸びることができず、途中で根詰まりしてしまうことも。ベランダが狭いからと小さめのプランターを選んでしまうのは失敗の原因になりがちです。

今回はミニトマトの苗を深さ30cm以上の丸型のプランターで植えてみます。それと同時に枝豆も植えてみます。

せっかく大きめのプランターを用意しても、育てる株数が多くなってしまえば、小さいプランターにたくさん植えるのと変わらなくなってしまいます。種からまく枝豆はスクエア型のプランターを選び、「株間(株の間が何cm必要か)」を考慮して株数を決めましょう。今回はサイズがおおむね、幅51×奥行き34×高さ26cmの物を使用し、株間は種の袋にある記載を参照して、3株を目安にしています。失敗を防ぐためには欲張らず、プランターのサイズに合わせた適正株数を育てましょう。

●土

ベランダ菜園に欠かせない土にはいろいろと種類があります。初心者はあらかじめ肥料が配合された野菜専用の培養土を選ぶといいでしょう。土の量はプランターの8割程度が目安。多くの場合、プランターのパッケージに表示があるので、参考にしましょう。

●鉢底石

根腐れを防ぐため、土の水はけをよくするようにプランターの底に敷く軽石が必要です。今回はカインズの園芸担当の方のおすすめでネットに入ったものをセレクト。ネットに入っていると、収穫後に土の中から簡単に取り出せて繰り返し使いやすいです。

●支柱

ミニトマトのように大きく成長するものは支柱が必要になります。高さ150~180cmのものを用意します。

●不織布

枝豆の種まきのあと、発芽するまでの間プランターにかけて使います。鳥などの食害を防ぐ効果と、発芽に必要な湿度を保つことができます。

●苗・種

苗を選ぶ際は、茎がしっかりしている、葉が元気、根本がぐらつかない(しっかり根が張っている)ものを選びましょう。

種は種類によって内容量が異なります。スペースが限られるベランダ菜園では一度にたくさんの種をまかないよう、初心者は少量タイプで試してみるのがいいでしょう。

●じょうろ・スコップ

じょうろ、スコップにもいろいろな種類がありますが、ベランダ菜園用であれば、小型から中型サイズのもので十分です。

【やってみた!】ミニトマトの苗を植えてみよう

ミニトマトの苗植えをやってみた!

カインズの園芸担当の方にお伺いしたお話をもとに、実際にミニトマトの苗を植えてみましょう。

①よく洗ったプランターの底に鉢底石をしく。

鉢底石

②プランターに土を入れる
※8割ぐらいが目安。水があふれないように、土の表面からプランターのフチまでの間に3~5cm程度の空間「ウォータースペース」を作ります

土を入れる

③プランターの中央にミニトマトの苗と同じくらいの穴をあけて植え、土をかぶせる。たっぷりと水をやる。

水をかける

④苗から10cmのところに支柱をしっかりと差し込んで立てる。茎にひもをかけて数回ねじり、ひもを支柱に固定して結ぶ。

支柱をたてる

茎は生長すると伸びるだけでなく、だんだん太くなっていきます。ひもを結ぶときは多少余裕を持たせて、ゆるめに結びましょう。生長にあわせて1週間に1回程度、伸びた茎を追加で固定するようにします。

水やりの目安は毎日1回。トマトが光合成を始める午前中のなるべく早い時間に、たっぷり与えるのが基本です。ただし、最初に土の表面が乾いていることを確認してから水をあげてください。葉に水がかからないように注意しながら、根元を中心にプランターの底から水が流れ出る程度に与えます。過度な水やりは土の中の肥料の流出や根腐れの原因にもなるので、お子さんと一緒に育てる場合は水のあげすぎに注意して、親子で土の状態を見ながら行いましょう。

またミニトマトの場合、苗を植えたあとしばらくは肥料を与える必要はありません。実がなり始めるころに追肥します。

【やってみた!】枝豆の種をまいてみよう

枝豆でやってみた!

次に枝豆の種まきをしてみましょう。

①よく洗ったプランターの底に鉢底石をしく。

鉢底石

②プランターに土を入れて、できるだけ平らにならす(種をまいたあとにかぶせる土を残しておく)。

土を平らにならす

③種の袋の表示通りに株間を離して1か所に3粒程度種をまく。残しておいた土を種が完全に見えなくなるまでかぶせる。たっぷりと水やりをする。

種をまく

④発芽するまでのあいだ、プランター全体に不織布をかぶせておく。

不織布をかぶせておく

毎日水やりをすると1週間ほどで発芽します。本葉が出たら
1か所ごとに、成長のよい2株を残して間引きしましょう。

枝豆の場合は、定期的な追肥が必要になります。一般的な化成肥料の場合は2週間に一度を目安に追肥します(使用する肥料によって頻度は異なります。袋の表示を参考に追肥してください)。

また枝豆は品種によって植える時期が異なります。今回は70~80日程度で収穫できる「早生」をまきましたが、ベランダ菜園に挑戦する時期に合わせて適切なものを選んでみてくださいね。

植物の毎日の成長を見守ることで心豊かに。家族の会話も増える!

毎日の成長を見守る

少しずつ成長する植物の様子を見守ることは、毎日の楽しみにもなりますし、心の癒やしにもなります。「もうすぐ花が咲きそうだよ!」「朝水をあげた?」など家族の会話が増えるきっかけにもなりそう。家族で共通の楽しみがあることで、毎日の生活がより豊かなものになるでしょう。

ベランダ菜園を始めるときは、カインズのようなホームセンターや園芸ショップなどで1度プロに相談をしてみるのがおすすめ。育てやすい野菜や必要なもの、肥料や防虫のことなど、適切なアドバイスがもらえるはずですよ。またオーガニック肥料や殺虫・殺菌スプレーなども出ていますから、取り入れてみるのもよさそうです!

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