【家電のプロに聞く!】時短&省エネに役立つ最新おすすめ家電!家事を楽にする救世主は?

2021/02/10

毎日の家事を1分でも早く!済ませて、ゆっくり休んだり空いた時間を有意義に使ったりしたい……と思ったことはありませんか?そんな願いを叶えてくれるのが高性能家電です。

おうち時間が増え、家電のトレンドも変化している今、最新の家電はどのように家事の時短を実現してくれるのでしょうか?今回は、家電のプロとしてテレビ番組をはじめ、数多くのメディアで幅広く活躍する家電ライターの藤山哲人さんに、「2021年版 時短&省エネに役立つ最新おすすめ家電」をお伺いしました。

時短&省エネ家電を選ぶポイントとは?

こんにちは。「家電おじさん」こと、藤山哲人です。家事の時短は、多くのご家庭にとって切実な悩みですよね。いろいろなアイデアで時短を工夫されていますが、家電のチカラも利用すれば、ラクに時短することができます。

時短家電のトレンドは、大きく下記の3つのポイントが挙げられます。

・AI搭載
・タイマー機能
・ほったらかし家電

生活スタイルに合わせて、手放しで家事をこなしてくれる家電に人気が高まっているんですね。さらにこの1年は、新型コロナウイルス感染症の影響で家電も「ステイホーム」を意識した傾向に。時短だけでなく、家事をしている時間が楽しくなるような家電が増えてきました。では、この3つのポイントをもとに、最新モデルの中から家事別におすすめ家電を紹介していきましょう。

おすすめ時短&省エネ家電・掃除編

掃除の時短家電なら、やはり掃除時間がゼロになる、ロボット掃除機の一択!ロボット掃除機といえば、いろいろなメーカーからさまざまなモデルが開発されていますが、おそらく多くの方はアイロボット社の「ルンバ」を思い浮かべるのではないでしょうか?たしかにルンバは国産で高性能!人気も高いですが、私がおすすめするのは、最近、進化が目覚ましい中国メーカー、ECOVACS社(エコバックス)のロボット掃除機です。

最大の特徴は、吸引式と水拭き掃除の機能が、多くのモデルに搭載されていること。ごみを吸引するだけでなく、水拭きも同時にしてくれるので、より部屋をきれいにしてくれる優れものなのです!

ECOVACS『DEEBOT OZMO T8 AIVI』

なかでも『DEEBOT OZMO T8 AIVI(ディーボット オズモ T8 アイビー)』は、吸引掃除と水拭きの機能も備えた高性能モデル。最新のAI技術を導入したレーザーで部屋をスキャンし、家具などの大きなものだけでなく、敷物や電源コード、スリップなど小さな障害物も認識して回避しながら掃除をしてくれるため、部屋の隅々まで効率的に掃除してくれます。さらに附属のカメラでたとえば留守中のペットの様子を見たり、話しかけたりすることもできるユニークな機能もあります。

ECOVACS『DEEBOT OZMO 950』

『DEEBOT OZMO 950』(ディーボット オズモ 950)は、最大1500パスカルを発揮する業界最高レベルの吸引力をはじめ、上級機種『DEEBOT OZMO T8 AIVI』の基本性能を受け継ぎながら6万円前後という比較的手頃な価格で手に入る、コストパフォーマンスに優れたモデルです。中国メーカーなので敬遠してしまう方もいるかもしれませんが、ECOVACS社は他社ブランドの製品も製造するOEMも行なっているメーカーなので性能はたしか。信頼性は高いといえます。また、日本製の高性能ブラシレスモーターが搭載され、消費電力は通常のブラシモーターの約1/3程度に押さえられている点もうれしいポイントです!

iRobot『ブラーバ ジェット250』

それでも「やっぱり日本製が好き!」という方は、やっぱりルンバでおなじみのiRobot社のロボット掃除機がおすすめです。性能はすばらしいのですが、少し値段は高め。「ほしいけれど、高くて手が出ない……」という方には、床拭き専用機で比較的、購入しやすい価格帯の200シリーズはいかがでしょうか?

毎日掃除すれば、ほこりやごみはたまることもないので、水拭き専用機だけで十分。また静音性にも優れ、テレビを見ているときに作動させても気がつかないくらい静かなのが特徴です。

拭き掃除は、ダニやPM2.5の微粒子の除去などにも効果的なので、アレルギーのある方や赤ちゃん、ペットがいるご家庭に特におすすめです。

ロボット掃除機は省エネになる?

とても便利なロボット掃除機ですが、やはり省エネ性能はどうなのか、気になりますよね。ロボット掃除機は充電式のものが多いため、電気代は充電時と待機時にかかることになります。一般的なロボット掃除機の充電時の消費電力は約33W程度、待機時は4W程度といわれています。また、機種やバッテリーの状態にもよりますが、各メーカーが推奨する充電時間として約3時間、実際に掃除する稼働時間を1時間、1kWhあたりの電気料金を27円として1日1回1時間掃除すると、1日の電気代はおよそ4.8円となります(※1)。

<ロボット掃除機の電気代>
充電時:33W÷1000×3時間×27円/kWh=約2.67円
待機時:4W÷1000×20時間×27円/kWh=約2.16円

対して一般的なコンセント式掃除機の消費電力は約1000W。1回の掃除時間を15分と計算すると、6.8円程度となるため、省エネ性能もばっちりです!

<一般的なコンセント式掃除機の電気代>
稼働時:1000W÷1000×0.25時間(15分)×27円/kWh=約6.8円

ただし、ロボット掃除機はフィルターやブラシのほかに、数年に1回2万円程度のバッテリ交換など、コンセント式掃除機よりもランニングコストがかかってしまいますが、それでも時短を飛び越えて“掃除時間0分”というメリットは大きな魅力です。一度頼ると元に戻れないという方が多いのも納得できます。もしまだ体験したことがない方は、ぜひ思い切ってロボット掃除機のある生活をはじめてみてください。きっと掃除のイメージは、大きく変わるはずです!

※1)電気代の計算式は「消費W数÷1000×使用時間×1kWhあたりの電気代」とする

おすすめ時短&省エネ家電・料理編

ステイホームで掃除以上に時間がとられるのがお料理。リモートワークが推奨されるなかで、毎日の献立を考えて朝・昼・夕食を自炊するのは、とても大変ですよね。そこでおすすめしたいのが、手間いらずで勝手に調理をしてくれる「ほったらかし」家電です!

アイリスオーヤマ【KPC-MA2】

料理の時短家電の代表的なのが、電気圧力鍋。下処理した材料を入れてスイッチを押せば、あとは待つだけというとても便利なアイテムです。

今回、おすすめしたいのは、私も愛用しているアイリスオーヤマの商品。高機能と低価格を両立しているだけでなく、フルカラーのレシピ本つき。さらに各メニューはすでに本体に登録されているので、液晶から作りたいメニューを選びボタンを押すだけで調理できるのがおすすめのポイントです。

また、温度や時間を調整できる機能もあるので料理好きな方は好みに合わせた調理ができたり、ほかの電気鍋に比べて比較的高さが低いため、そのまま湯豆腐やすき焼き鍋などにも使えたりもします。うちにある2.2Lのモデルは、ちょうど一人分をつくるにはぴったりの大きさなので、奥さんがいないときはひとりで鍋を楽しんでいます(笑)。

シャープ【ヘルシオ ホットクック】

料理があまり好きではない方や、得意でない方は、シャープの『ヘルシオ ホットクック』がおすすめ。スマホと連携し、クラウド上で登録されている400種類というメニューを選ぶことができる優れものです。

さらにうれしいのが、食材の宅配サービスが利用できるところ。メニュー画面から食材の配達を選ぶと、なんと切ってある食材と混ぜてある調味料を届けてくれるのです。冷凍の状態でも配達可能なので、一週間分の材料を注文して保存しておくということもできます。

メニューを選ぶだけですべてが整うホットクックは、まるで専属シェフのような時短家電。買い物から調理まで、お料理にかける時間は大幅に時短できそうですね。

ちなみに圧力鍋の性能チェックに、私はよく温泉卵の調理をします。温泉卵は温度管理がむずかしく、なかなかうまくできないのですが、今回ご紹介したアイリスオーヤマとシャープの圧力鍋でつくる温泉卵は、素晴らしいのひとこと!絶妙なトロトロ具合に仕上がり、とても美味しいのでぜひ試してみてください!

圧力鍋を使うと省エネになる?

時短できて多彩なメニューが楽しめる圧力鍋ですが、省エネ性能はどうでしょう。『ホットクック』のサイトによると、無水カレー4人分をつくった場合、電気代は約6.8円(12時間予約の場合は約16.7円)。無水カレーを12時間保温した場合は電気代約7.6円となっています(※2)。

一般的に1時間ガスコンロを使用した場合は、ガス代が強火で約37円、中火で約21円、弱火では約5円になるので、省エネ性能も十分満たしていますね(※3)。

※2)シャープ「ヘルシオ ホットクック|Q&A情報
※3)ノジマ「家電小ネタ帳

おすすめ時短&省エネ家電・洗濯編

現在の洗濯機のトレンドは、オシャレ着洗いの機能性向上。クリーニングに出していたオシャレ着を自宅の洗濯機でキレイに洗い上げる技術に、各メーカーの知力が注がれています。たとえば、つけ置きから乾燥まで6〜8時間という長時間コースを搭載した機種も発売されています。電気代を含めても、一回で数百円〜千円かかってしまうクリーニングのコストに比べれば、大幅な節約と時短が可能になります。ここでは、縦型とドラム式のそれぞれでおすすめ家電を見ていきましょう。

縦型洗濯機のメリット

泥や油汚れに強い縦型洗濯機。ガソリンスタンドや工場などでも使われている洗濯機は、実は縦型ばかりなんですね。今はままならないですが、外で元気に遊ぶ小学生や、部活動などに励む中学・高校生がいらっしゃるご家庭には、縦型洗濯機がおすすめです。

日立『ビートウォッシュシリーズ』

縦型洗濯機の中でも時短という観点からおすすめしたいのは、乾燥機能までついていて、洗剤の自動投入ができる機種。洗剤の自動投入機能があれば、洗濯物を入れてスタートボタンを押すだけ。その間に掃除したり、休憩したりすることができるのでこれ以上の時短はありません。

さらにこの日立の『ビートウォッシュシリーズ』はインターネットにつながるので、乾燥機能付きの機種なら外出先から操作して帰る頃にちょうど洗濯~乾燥が終わっていてあとはたたむだけ、という時短もできます。

AQUA『Prette』

AQUA(アクア)は中国資本のメーカーですが、もともと日本の三洋電機の技術を中国のHaier社(ハイヤー)が引き継ぎ、新しいブランドとして売り出した製品になります。したがって性能は日立など日本のブランドの製品と遜色なく、安心のブランドです。

特に洗浄力が高く、業務用洗濯機はコインランドリーや、ビジネス系のホテル、病院、飲食店の厨房などで高いシェアを占めています。家庭用洗濯機も、オシャレ着についたソースやワインのシミなどをキレイに落としてくれます。

『Prette(プレッテ)』は、小さな引き出しに汚れた部分を浸すことで、超音波を使った予洗いができるのが特徴です。今では日々の生活に欠かせないマスクに付着したメイクの予洗いなら、たったの30秒で完了。洗剤の自動投入機能もついているのに、比較的安いこともうれしいポイントです。

ドラム型洗濯機のメリット

最近人気のドラム型洗濯機は、比較的、皮脂汚れなどに強いのが特徴です。乾燥が綺麗にできるので、共働きやひとり暮らしで洗濯物を干す作業を時短したい方にはよいでしょう。

また、一般的にドラム式洗濯機は縦型洗濯機に比べて割高ですが、乾燥機能を頻繁に使う場合は縦型より電気代と水道代も安く、ふんわり乾燥できるのが魅力ですね。

パナソニック『NA-VG2500L/R』

スタイリッシュなスクエアの形状が特徴で、電源を入れるとボタンが浮き上がるなどオシャレなデザインが富裕層を中心に注目を集めているパナソニックの『NA-VG2500L/R』。こちらの洗濯機も洗剤の自動投入機能があり、洗濯はお任せして自由時間を増やすことができます。

洗濯機のメンテナンスから時短を考える!

洗濯機そのもののメンテナンスにかかる費用や時間も見逃せません。たとえばドラム式洗濯機を2〜3年使っていると、乾燥フィルターが次第に目詰まりをして乾燥時間が長くなってきます。通常どんなに掃除をしていても、およそ4年程度で交換しなくてはならないのですが、これには3〜4万円ほどかかります。

ところが、パナソニックのドラム式洗濯機は優れた自動乾燥洗浄機能のおかげで、10年使っても乾燥フィルターの交換が要りません。そこも売れているポイントです。

またカビに強いのは、シャープの縦型洗濯機。“穴なし洗濯機”という特殊な層を採用することで、洗濯槽の裏側にカビがつきにくい構造になっています。

ときに毎日の洗濯以上にストレスになってしまう部品交換や洗濯槽のカビ掃除。メンテナンスがいらないという点でも、今回ご紹介した洗濯機は時短につながる機種といえるのです。

【番外編】忙しい朝の時短に!おすすめ高性能ドライヤー

最後に、忙しい朝のヘアセットを時短できる高性能ドライヤーをご紹介しましょう。以前は圧倒的にダイソンのドライヤーが売れ筋でしたが、現在はパナソニックのナノイードライヤーが人気を集めています。

パナソニック『EH-NA0E』

慌ただしい朝、急いでドライヤーで髪をセットすることがありますが、ドライヤーを使うことで「髪が乾燥してぱさついてしまう……」と悩む女性は多いかと思います。こうした悩みに対し開発されたのが、パナソニックのナノイードライヤーです。ナノイーとは、空気中の水分を超微細化した水分をたっぷり含んだ微粒子イオンのこと。ドライヤー内部でナノイーが生成され、キューティクルのわずかな間にも入り込むことで髪の内側までうるおいを浸透させるという技術が搭載されています。あらかじめ髪を濡らす手間なく、ドライヤーだけで髪のケアができるので、忙しい朝の身支度にうれしい時短家電といえるでしょう。

今回、ご紹介したように、家電のチカラを利用すれば、大幅な家事の時短&節約も期待できます。ぜひ上手に最新の家電を生活に取り入れて、家族との時間や自分時間を増やしてください!

藤山 哲人
ふじやま・てつと。1967年生まれ。『家電Watch』『DIME』など多数の媒体で執筆。あらゆる家電を自分で実際に使い込み、分解して機能を調査・比較する技術系家電ライター。最近は「家電おじさん」「体当たり家電ライター」の異名でテレビなどでの解説も大人気。

最新の時短家電は、省エネ性能も優れていた!

藤山さん、どうもありがとうございました!トレンドの最新家電は、時短だけでなく、省エネ性能にも優れているからこそ、人気を集めていることがわかりました。今回、ご紹介していただいた時短家電があれば、毎日の家事もポジティブに思えそうな気がしてきますね。おうち時間を楽しく過ごすために、家事が楽になる時短家電へのアップデートを検討してみてはいかがでしょうか。

また、時短を実現するために最新家電のチカラを最大限に生かすなら、省エネや節電についても考えたいですよね。家電を買い換えるタイミングで、エネルギー会社も見直してみませんか。ヒタナオでんき&ガスでは、それぞれのご家族のライフスタイルに合わせた、おトクなプランをご用意しています。ぜひ一緒に検討してみてください。

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