冷凍保存で時短&節約! 平日の夕食づくりがラクになる保存袋を活用した“下味冷凍”レシピ

2021/02/26

毎日の夕食づくり、みなさんどうしていますか?「時間がなくて、ワンパターンになりがち……」「下ごしらえが面倒……」といった悩みには、あらかじめお肉やお魚に下味をつけて冷凍して保存しておく「下味冷凍」が便利です。今回は、「下味冷凍」のやり方や、活用レシピをご紹介。料理研究家・島本美由紀先生に 「下味冷凍」のコツやポイントも伺いました。

レシピ提供:旭化成ホームプロダクツ

メリットたくさん!「下味冷凍」は食材がおいしく長持ち

「下味冷凍」は、つくりおきほどがんばらなくてもOK!時間のある週末などにお肉やお魚に下味をつけ、冷凍室にて保存。使いたい日の朝に冷凍室から冷蔵室へ移動させておけば夕方には解凍されているので、すぐに調理できます。下味冷凍にはどんなメリットがあるのか、見ていきましょう。

①時間が節約できる!

最大の魅力は、やはり時短できること。すでに味つけがすんでいるから、たとえば帰宅後の慌ただしいときでも、メインのおかずが手早く完成します。あらかじめ計画的にメニューを決めておけるから、献立づくりの時短にもなります。

②そのままでもアレンジもOK

解凍してそのまま焼くだけでも立派なメインおかずに。さらにアレンジすればバリエーションが広がります。

③おいしさがアップする

下味をつけることで肉や魚がやわらかくなり、くさみも抜けます。味がグッと染み込むからおいしさも増します。

④おいしさが長持ちする

しょうゆやみそなどを使って下味冷凍しておくと、酸化を防ぐことができるので食材をそのまま冷凍するよりもおいしさが長持ちします。

時短だけでなく、おいしさもアップするのは嬉しいポイントですよね。では、下味冷凍を活用するとどんな料理ができるのか、レシピをご紹介していきましょう。

お肉がしっとりやわらかに!鶏肉の塩ヨーグルト漬け

まずは鶏肉をヨーグルトと塩につけて冷凍するだけで、お肉がやわらかくなり、うま味もアップするお手軽レシピから!なお、今回ご紹介するレシピのジッパー付き保存袋は、すべて「ジップロック®フリーザーバッグ」のMサイズを使用しています。

●鶏肉の塩ヨーグルト漬け

材料/2人分
鶏もも肉……1枚(250g)
塩、こしょう……各少々
【A】
ヨーグルト(無糖)……150ml
塩……小さじ3/4
ローズマリー……1本

つくり方
①鶏肉は1/2に切り、塩少々をふって5分おく。
②ジッパー付き保存袋にAを入れ、袋の上からよくもんで混ぜ合わせる。
③①の鶏肉の余分な水けをふき取り、こしょうをふって②に入れ、なるべく空気を抜いてジッパーを閉め、よくなじませる。冷蔵室で1~2時間漬け込み、冷凍保存する。

そのまま焼くのはもちろん、から揚げ、グラタン、煮込み料理などにも活用できます。

ボリュームたっぷり!「塩ヨーグルトチキンのフライパンロースト」

「鶏肉の塩ヨーグルト漬け」を使ったおすすめメニューが「塩ヨーグルトチキンのフライパンロースト」。むずかしいテクニックは不要で、おいしい本格チキンローストが出来上がります。

●塩ヨーグルトチキンのフライパンロースト

材料/2人分
下味冷凍した「鶏肉の塩ヨーグルト漬け」……鶏もも肉1枚分 
じゃがいも(小)……2個(200g)
オリーブ油……小さじ1
にんにく(すりおろし)……少々
塩、こしょう……各少々
好みのつけ合わせ野菜……適量

つくり方
<下準備>下味冷凍した「鶏肉の塩ヨーグルト漬け」は冷蔵室におき、解凍しておく。
①じゃがいもは洗って1つずつラップでゆったりと包み、電子レンジ(500W)で約3分30秒加熱し、それぞれ1/2に切る。オリーブ油とにんにくをまぶし、塩、こしょうをふる。
②フライパンにフライパン用ホイルを敷き、漬けだれをぬぐった「鶏肉の塩ヨーグルト漬け」を皮を下にしてのせ、あいたスペースに①のじゃがいもをのせる。中~弱火で鶏肉の片面5~6分ずつ、じゃがいもも返しながらこんがりと焼く。

③器に②を盛りつけ、好みのつけ合わせ野菜を添える。

フライパン用ホイルを使うことで、漬けだれがついていてもこげつきにくく、フライパンの汚れも防ぐことができます。それでも漬けだれがついているぶん、やはりこげつきやすいのであまり火を強くせず、弱めの中火か弱火で様子を見ながら加熱するのがよさそうです。下味をつけるときにローズマリーを加えることで、肉のくさみなどを消してくれるうえ、さわやかな風味もアップ。冷めてもおいしいので、お弁当のおかずにも活躍してくれますよ。

中華風おかずに大活躍!豚こましょうがにんにく味

次に紹介するのはしょうがとにんにくが効いた中華風おかずに便利な1品。豚こま肉の特売日にたくさん買って下味冷凍しておいてはどうでしょうか。

●豚こましょうがにんにく味

材料/2~3人分
豚こま切れ肉……300g
【A】
しょうゆ・酒・みりん……各大さじ2
しょうが(すりおろし)・にんにく(すりおろし)……各小さじ1

つくり方
①ジッパー付き保存袋にAを入れ、バッグの上からよくもんで混ぜ合わせる。
②①に豚肉を入れてよくもみ込む。なるべく空気を抜いてジッパーを閉め、平らにして冷凍保存する。

計量スプーンを使って家庭にある定番調味料を計るだけなので、あっという間に下味冷凍が完成します。ホイコーローなどの中華風おかずに使うと便利です。

ご飯がススム!ランチにもぴったりな「スタミナどんぶり」

豚こましょうがにんにく味を使った簡単どんぶりレシピがこちら。お好きな野菜やきのこなどでアレンジも自在です。

●スタミナどんぶり

材料/2人分
下味冷凍した「豚こましょうがにんにく味」……150g
玉ねぎ……1/2個
にんにくの芽……4~5本(40g)
えのきたけ……1/2パック
バター……10g
塩……少々
ご飯……適量
七味とうがらし・紅しょうが……適宜

つくり方
<下準備>下味冷凍した「豚こましょうがにんにく味」は冷蔵室におき、解凍しておく。
①玉ねぎは繊維に垂直に1cm幅で切り、にんにくの芽は4~5cm長さの斜め切りに、えのきたけは石づきをとり、長さを半分に切ってほぐす。
②フライパンにフライパン用ホイルを敷き、「豚こましょうがにんにく味」を漬けだれごと入れ、中火で炒める。肉に火が通ったら火からおろし、フライパン用ホイルごと取り出す(やけどにご注意ください)。

③あいたフライパンにバターを熱し、①を順に加えて炒め、塩を軽くふって野菜に薄く味をつける。②を加えて炒め合わせる。
④器にご飯を盛りつけ、③をのせ、好みで七味とうがらしをふり、紅しょうがを添える。

パンチのあるしょうがにんにくの下味とバターの風味がよくマッチし、がっつり食べたいときにおすすめです。ニラやエリンギなどお好みの野菜でつくってみてもよいでしょう。

こちらは卵黄乗せバージョン。とってもよく合うのでお試しを!七味とうがらしの代わりにコショウを効かせたり、キムチをトッピングしたりするのもよいですね。

さまざまな家庭料理に大変身!合いびき肉洋風ミートだね

続いてご紹介するのは、ハンバーグやミートソースなど、さまざまな家庭料理で大活躍する「合いびき肉洋風ミートだね」です。時間のある週末などに下ごしらえを済ませて冷凍しておけば、平日でもおいしいひき肉料理が食べられます!

●合いびき肉洋風ミートだね

材料(つくりやすい分量)
合いびき肉……400g
卵……1個
玉ねぎ(みじん切り)……1/2個分
塩……小さじ1
こしょう……少々
好みのスパイスやハーブ※……適宜
※ナツメグ、セージ、クミン、パセリ、にんにくなど
【A】
パン粉……1カップ
牛乳……100ml

つくり方
①Aを合わせ、なじませておく。
②ボウルに合いびき肉と塩を入れ、粘りが出るまでよく混ぜ、①と残りの材料も加え混ぜる。
③②を使いやすい分量ずつジッパー付き保存袋に入れ、なるべく空気を抜いてジッパーを閉め、平らにして冷凍保存する。

ピーマンの肉詰めやミートローフ、メンチカツどんなど、さまざまな洋風料理に利用できるので、冷凍しておくと重宝します。スパイスやハーブは家庭にあるものをお好みで使用してください。今回はナツメグとパセリを使いました。

下味がついているから短い時間でも味が染みる「ミートボールとなすのトマト煮込み」

時間のない平日の夕食づくりでは敬遠しがちな煮込み料理も、下味冷凍しておけば短時間でも味がしっかり染み込みます。

●ミートボールとなすのトマト煮込み

材料/2人分
下味冷凍した「合いびき肉洋風ミートだね」……250g
なす……2本
玉ねぎ(みじん切り)……1/3個分
にんにく(みじん切り)……小さじ1
オリーブ油……大さじ1
【A】
ホールトマト(缶詰め)……1/2缶
水……100ml
洋風スープのもと(固形)……1個
白ワイン……大さじ1
ローリエ……1枚
塩・こしょう……各少々
パセリ(みじん切り)……適宜

つくり方
下準備 下味冷凍した「合いびき肉洋風ミートだね」は冷蔵室におき、解凍しておく。
①なすは1.5cm厚さの輪切りにし、水に5分さらしてアクを抜き、水けをふき取る。
②鍋にオリーブ油、にんにくを入れ、にんにくがきつね色になり、よい香りがするまで弱火で熱する。玉ねぎを加え、火をやや強めて玉ねぎが透き通るまで炒める。
③②に①のなすを加えて炒め、表面がしんなりしたら、Aを加える。
④③がひと煮立ちしたら、「合いびき肉洋風ミートだね」の入ったジッパー付き保存袋の、下の角1か所をハサミで斜めに切り落とし、適量のたねを絞り出してスプーンで丸くちぎり取り、順次加えていく。そのままふたをして2~3分加熱し、肉がかたまってきたら、全体をかき混ぜ、さらに5分ほど煮込む。

④水分が減り、煮詰まってきたら、塩、こしょうで味をととのえる。器に盛って、パセリをふる。

あらかじめひき肉をこねて下味までついていると、調理がとってもラク!冷凍野菜もストックしておけば、野菜を切る手間も省けて煮込み料理があっという間にできますね。お好みで粉チーズをたっぷりかけてどうぞ!

魚だって下味冷凍できる!サバ和風しょうが味

最後にご紹介するのはお魚を使った下味冷凍。そのまま焼いても十分おいしい「サバ和風しょうゆ味」です。

●サバ和風しょうゆ味

材料/2切れ分
サバ……2切れ
【A】
しょうゆ・酒・みりん……各大さじ1
しょうが(せん切り)……1/2かけ分

つくり方
①サバに塩(分量外)をふり、20分ほどおいて余分な水けをふき取る。
②ジッパー付き保存袋にAを入れ、バッグの上からよくもんで混ぜ合わせる。
③②に①を入れてなじませ、なるべく空気を抜いてジッパーを閉め、平らにして冷凍保存する。

しょうがと一緒に漬け込むことで、くさみも取れ、ただ焼くだけでもおいしく食べられるほか、煮つけにするのもおすすめです。

衣をまぶして揚げるだけ!「サバのカレー竜田揚げ」

サバに下味がついているので、片栗粉とカレー粉をまぶして揚げるだけ!簡単竜田揚げです。

●サバのカレー竜田揚げ

材料/2人分
下味冷凍した「サバ和風しょうが味」……2切れ
揚げ油……適量
レモン……適宜
【A】
片栗粉……大さじ1
カレー粉……小さじ1/2

つくり方
<下準備>下味冷凍した「サバ和風しょうが味」は冷蔵室におき、解凍しておく。
①「サバ和風しょうが味」は水けをふき取り、皮に十字の切れ目を入れ、合わせたAをよくまぶす。
②170~180℃に熱した油で、表裏がカリッときつね色になるまで揚げる。
③器に盛りつけ、レモンを添える。

写真のように片栗粉とカレー粉をポリ袋に入れて、袋の中で衣をまぶすと洗い物が減ります。少なめの油で揚げ焼きにしてもよいでしょう。ビールのおつまみにも合いますし、冷めてもおいしいのでお弁当のおかずにも活躍してくれますよ。

プロが教える!おいしい下味冷凍のコツとポイント

時短ができるだけでなく、食材を無駄なく使える便利な「下味冷凍」。料理研究家で食品ロス削減アドバイザー、食品保存&冷蔵庫収納アドバイザーでもある島本美由紀さんに、下味冷凍を上手に家庭に取り入れるコツやアドバイスを伺いました。

島本さん 下味冷凍は肉や魚をおいしく、やわらかくしてくれるだけでなく、たとえば雨が降って買い物に出かけたくない日などにも、気軽に使えるのでとても便利です。スーパーの特売で売られている安めのお肉でも、下味冷凍することでしっとりやわらかに。保存期間の目安は1カ月。月に1度、2~3種類の下味冷凍をまとめてつくっておくと、忙しい日の夕食づくりがとってもラクになりますよ。

また食べ忘れなどを防ぐには、いつ保存したのか日付と中身を書いておきましょう。保存袋にマジックで目立つように書いておけば、整理もしやすくなります。そして月に1度、定期的に冷凍室を見直して古いものから食べていくなど、上手にローリングしていくと、おいしく食べきることができるので、ぜひ活用してみてください!

下味冷凍で食品ロスも削減!

下味冷凍をすることで、冷蔵室で食材を使わないまま賞味期限を過ぎてしまった……なんてことも防ぐことができ、食費の節約や、食品ロスの削減にもつながります。今回ご紹介したレシピは、どれもご家庭にある一般的な調味料で簡単にできるものばかりなので、余ってしまった食材を下味冷凍して保存したり、アレンジなども加えながらお好みの下味を見つけてみてはいかがでしょうか。

また少しでも時短できれば、家族と過ごす時間や、自分の時間を増やすことができるようになります。『ひなたおたより』では、このほかにもさまざまな家事の時短や節約術をご紹介しています。こちらもぜひ参照して家事の時短や家計の節約に役立ててみてください。

⇨家事を少しでも時短して家族の時間を増やしたい!という方はこちら
⇨家計をしっかり管理して少しでも節約したいという方はこちら

Top