食育とは? 親子で学ぶアイデアをわかりやすく解説!

2020/12/25

「食」は、私たちが生きていくうえで欠かせない大切なこと。食材やお料理から学べることはたくさんあります。子どもたちは、学校でもバランスの良い食事や食生活の大切さを学んでいきますが、おうち時間が増えている今、食育をご家庭でも取り入れてみませんか?今回は、専門知識がなくても毎日の暮らしのなかで楽しみながら親子で学ぶ食育のアイデアをご紹介します。

食育の基本はコミュニケーション

食育の基本はコミュニケーション

「食育」とは、生きる上での基本であり、知育・徳育・体育の基礎ともなるもの。見たり、聞いたり、触れたり、さまざまな経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人を育てることが食育とされています。

食育というと少し堅苦しい言葉にも聞こえますが、家庭でも毎日の食事を通して親子でさまざまな経験をすることができます。たとえば、とてもシンプルなことですが「家族で食卓を楽しく囲むこと」。共働きが当たり前になってきた時代のなかで、子どもがひとりで食事をする「孤食」が増えています。孤食は好き嫌いを増やす原因になりやすく、コミュニケーション不足にも陥りやすいなど、さまざまな問題があります。

私たち大人も同じお料理でもひとりで食べるより、誰かと一緒に楽しく会話をしながら食べるほうがおいしいと感じるものです。それは子どもも同じこと。どうしても仕事で帰宅が遅くなるなど、毎回、家族全員がそろって食事することはむずかしい場合は、「朝食だけ」あるいは「週に3回は夕食を家族全員で食べる」など、できる範囲で実践するとよいでしょう。一緒に食卓を囲み、和やかな会話のなかから「いただきます」「ごちそうさま」などの挨拶や、おはしの持ち方、食事のマナーなどをお子さんに教えてあげられるといいですね。

食育ポイント①:朝ごはんの習慣

朝ごはんの習慣

慌ただしい朝、ゆっくり食事をする時間なんてない……というご家庭は多いでしょう。しかし、お子さんにとっても大人にとっても、朝ごはんをしっかりと食べることには、多くのメリットがあります。

●体温を上げて、体が動きやすくなる
●体内時計がリセットされ、生活リズムが整う
●集中力と記憶力がアップする
●排便を促し、便秘予防に効果的
●代謝を高めて太りにくくなる


出典:文部科学省「平成31年度(令和元年度)全国学力・学習状況調査 調査結果資料【全国版/小学校】」

東京医科歯科大学医学部附属病院によると、「朝食を食べる子どものほうが成績がいい」という研究結果もあります(※1)。さらに勉強面だけでなく、運動能力も毎日朝ごはんを食べている子どもほど高く、体力的に優れているという調査結果も(※2)。朝ごはんを家族でしっかりと食べ、正しい食生活や生活習慣を身につけさせることは、お子さんの健やかな成長につながる、大切な食育のひとつでもあるのです。

※1)東京医科歯科大学医学部附属病院 臨床栄養部「食彩たより 第46号
※2)スポーツ庁「令和元年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果

食育ポイント②:買い物

買い物

普段、何気なくしている食材の買い物も「食育」の良い機会になります。今は1年中さまざまな野菜や果物がいつでも店頭に並んでいますが、本来それらには「旬」があります。お子さんと一緒に八百屋やスーパーへ行き「今年もいちごがたくさん並ぶ季節になったね」「春キャベツがあるよ!」といった会話から、季節を学ぶことができます。

また、食卓では切り身として出てくる魚は、店頭では丸ごと一匹の姿が見られることも。そんなときは「これ、いつも食べている鯛だね、大きいね。」など食卓に届くまでのことについて考えるきっかけをつくることでお子さんの視野も広がるでしょう。

節分、お彼岸、冬至など、季節行事を感じさせる食材やお料理が並んでいることもあります。食を通じて日本の伝統や地域の風習を知ることができることも、食育の楽しさといえるでしょう。

食育ポイント③:お手伝い

お手伝い

野菜の皮をむいたり、切ったり、混ぜたりするなど、お子さんの年齢によってできることを手伝ってもらうことも、家庭でできる食育のひとつです。まだお子さんが小さければ、野菜を洗うだけでもOK。料理の前にはエプロンをつけて身だしなみを整えたり、手を洗うことを教えたりするだけでも立派な食育になります。

最初はうまくいかないことも多いかもしれませんが、失敗したときに「なんでこぼすの!」などと怒らないのも食育を通じて成長を促すために大切です。「どうやったらこぼさないでできるかな?」と一緒に考えながら見守ってあげることで、子どもは失敗も次に活かせる経験に変えていくものです。

食育ポイント④:郷土料理

郷土料理

各地域の産物を上手に活用して、風土にあった食べ物としてつくられるのが「郷土料理」。先人たちの生活の知恵がたくさんつまっている郷土料理からは、その地域の歴史や文化を学ぶことができます。たとえば、インターネットでお子さんと一緒にお住いの地域ではどんな郷土料理があるのか調べて実際につくってみたり、近くに郷土料理を出すお店があれば休日にご家族で食べに行ったりするのもよいでしょう。

自分たちの住む地域だけでなく、日本全国の郷土料理をお取り寄せするのも楽しそうですね。普段は食べる機会が少ない食材や調理法を知り、自分の住む地域との違いやその土地の文化にふれることでも、いつもの食卓は学びの場にもなるのです。

食育ポイント⑤:家庭菜園

家庭菜園

野菜の種や苗を植えて自分で育てる苦労や喜びを知ることも、子どもにとって大きな経験になります。最近は自宅に庭がなくても、ベランダなどのちょっとしたスペースにプランターを置いて野菜を育てる家庭菜園などが流行っていますよね。

子どもは、大切に育てることで食材に興味を持つようになり、愛着もわいてくるものです。その結果、いつもは苦手な野菜が食べられるようになるなど、家庭菜園が嫌いな野菜を克服するきっかけになるかもしれません。種をまいたり、水をあげたり、子どもの年齢に合わせてできることを一緒にやってみると、きっと親子で楽しめるでしょう。

ベランダにプランターを置けない場合でも、家の中で簡単に育てられる栽培キットなども販売されています。さまざまな種類がありますから、まずは手軽に始められるものから育ててみてはいかがでしょうか。

⇨ベランダではじめる家庭菜園に関する記事はこちら

食育のカタチはさまざま

それぞれの食育

特別な教材はなくても、家庭でできる「食育」にはさまざまなカタチがあります。大切なのは、親子で一緒に体験し、学ぶこと。たとえば、朝食を子どもは食べているけれど、大人はコーヒーで済ませる……なんてことはありませんか。家族で朝から食卓を囲み会話をするコミュニケーションは大事な食育の機会です。

家族が健やかで笑顔あふれる生活を送るためには、毎日の食事がとても重要です。こうした食事の大切さや楽しさを小さい頃から知ることが、生涯、健康でいることにもつながります。家族で過ごす時間が増えてきた今こそ、食育をとりいれてみませんか。

ひなたおたよりでは、一日の生活リズムを整える朝ごはんのヒントになる、はさんで焼くだけの簡単レシピや、ちょっと贅沢な朝時間にしてくれるお取り寄せ食パンなども紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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