生ゴミ処理の工夫でCO2削減! 生ゴミ処理機やコンポストでエコ堆肥を作ろう

2021/09/24

毎日出る家庭ゴミ。特に小さなお子さんがいる家庭では、ゴミの量も多く、その処理にお困りの方も多いのではないでしょうか。ゴミ袋が有料化されている自治体も増えており、ゴミ袋の購入費もなかなか馬鹿になりません。

中でも生ゴミは、水分を多く含みずっしりと重く、ゴミ出しはかなりの重労働になります。さらに、生ゴミを放置すれば嫌な臭いが部屋に充満したり、ハエやゴキブリなどの害虫が発生したりします。これらの害虫は、不快なだけではなく病原菌の感染源にもなることもあるため、生ゴミは一刻も早く処理したいものですね。それなのに、収集日に出し忘れ、数日間家の中に置かざるを得なくなったという嫌な思いをした経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

生ゴミを上手に減らすことができれば、悪臭や害虫の予防、ゴミ袋の購入費の節約にもつながります。また、SDGs(持続可能な開発目標)が提唱される中、環境保全を考え、ゴミ問題に家庭の中から取り組むことは、子どもの教育にも非常に良いのではないでしょうか。今回は、生ゴミ処理の工夫についてご紹介していきます。

家庭ゴミとCO2の関係

ゴミを焼却するためには、ゴミ処理施設が必要です。ゴミ処理施設では、ゴミの焼却時に多くのCO2や有害物質であるダイオキシンが発生することが懸念されています。焼却の時だけではなく、収集・搬送、埋め立てなど、ゴミ処理の過程では多くのCO2が発生します。ゴミ袋を有料化することで、各自治体は、ゴミ処理コストをまかなうと同時に、環境問題としてのゴミ減量に取り組んでいます。

なかでも処理に困るのは、毎日ほぼ必ず発生する生ゴミです。生ゴミは80%程度が水分だと言われており、燃えにくいため焼却効率が悪く、焼却の際にはより多くのエネルギーを消費し、より多くのCO2を排出します。

皆さんもご存じの通り、CO2は地球温暖化の主な原因です。温暖化が進めば、異常気象の頻度が高まったり、伝染病を媒介する蚊の生息域が広がったり、それぞれの地域が経験したことのない新しいリスクにさらされます。

家庭で身近なところから生ゴミ問題に取り組むことは、CO2の削減、環境保全という観点でも大きな価値があります。

環境にも、家庭にも嬉しい! 生ごみの処理方法

生ゴミを減らすための最も簡単な方法は、そもそも生ゴミを発生させないことです。皮ごと調理して生ゴミの量を減らすことや、必要な分だけ食べ物を準備し、食べ残しを出さない努力で、生ゴミの発生を抑えることができます。とはいえ、ある程度の調理くずなどは出てしまいます。生ゴミを完全にゼロにすることは、まず不可能でしょう。

そこで、おすすめしたいのが、発生した生ゴミを家庭で処理、活用することです。家庭用生ゴミ処理機やコンポストを使用することにより、生ゴミに熱を加えて乾燥させたり、微生物によって分解させたりして、家庭でも簡単に生ゴミを処理することができます。

家庭内で発生した生ゴミを家庭内ですぐに処理できれば、悪臭を防ぎ害虫対策にもなり、更には、ゴミ袋の購入費も抑えることができます。処理した生ゴミは、良質な堆肥としてガーデニングや家庭菜園に活用できます。生ゴミを資源として活用することは、環境にも家庭にも嬉しい処理方法と言えます。家庭内で生ゴミ処理に取り組むことにより、自分たちが出したゴミを見直すことができ、生ゴミを発生させないようにしようという意識にもつながります。

なお、家庭用生ゴミ処理機やコンポストの購入については、生ゴミの減量を図るために、助成金を出している自治体もあります。例えば、東京都ではおよそ半数の市区町村が助成金の対象となっています。是非お住まいの地域の助成金制度を調べてみてください。

生ごみ処理機・コンポストの選び方

家庭用生ゴミ処理機やコンポストには、温風で生ゴミを乾燥させる「乾燥式」と、微生物の力で生ごみを分解する「バイオ式」があります。その違いを見てみましょう。
 
「乾燥式」は、温風で生ゴミを処理するものです。生ゴミを入れてスイッチを入れれば、数時間で処理が終わる手軽さがポイントです。小さなサイズの製品が多く、室内に置けます。価格もバイオ式に比べてお手頃です。ただし電気代がかかる上、乾燥中などに動作音があります。とりあえず試してみたいという方にはお勧めです。

「バイオ式」は、生ゴミとバイオチップと呼ばれる材料を混ぜて、微生物の働きによって生ゴミを発酵・分解させ、堆肥化する方式のものです。自然の力で分解するため処理スピードはかかりますが、動作音は無く静かです。デメリットは、生ゴミを処理する際に臭いが発生する点です。このため、バイオ式は屋外に設置したほうがよいでしょう。バイオ式は乾燥式に比べ電気代は抑えられますが、バイオチップの定期的な入れ替えが必要です。
 
さらに、電気による乾燥と微生物による分解の両方を活用する「ハイブリッド型」もあります。乾燥させながら微生物処理もするもので、臭いも電気代も抑えられますが、バイオ式や乾燥式などと比較すると本体価格が10万円以上するものも多くやや高めです。

様々な製品がありますので、家庭環境に応じて適切なものを選び、導入してみてください。

生ゴミのリサイクル・堆肥の活用法

生ゴミは自然由来の物なので、土に還すことができます。生ゴミから作った堆肥には植物が育つために必要な栄養素が豊富に含まれており、土に加えることで栄養を補うことができます。庭やベランダで家庭菜園やガーデニングをする際、市販の化学肥料の使用を抑え、生ゴミから作った堆肥を活用してみましょう。自作の堆肥を使った自然豊かな土で育てた野菜や果物は、格別に美味しく、安心安全に味わうことができるのではないでしょうか。

生ゴミや糞尿を堆肥として活用することは、日本では、生活の知恵として古くから行われていました。化学肥料の開発と近代化の流れの中で、見られなくなっていましたが、生ゴミの堆肥化は、最近、循環型社会への取り組みとして再度注目され、広がりつつあります。

残った食材である生ゴミを活用して新しい植物が生まれるという循環を、家庭の中で実践することは、お子さんの環境意識を高める上でも非常に良い経験になるでしょう。

生ゴミ削減は生活上のメリットだけじゃない

生ゴミを家庭で処理し活用することは、日々の生活上のメリットだけでなく、CO2を削減し地球温暖化防止への取り組みにも貢献できます。SDGs(持続可能な開発目標)が提唱される中、身近なことから環境問題に取り組み、子どもたちの世代に豊かで美しい社会を残したいものです。

『ひなたおたより』では、生処理ゴミ以外にも、CO2の削減、地球温暖化防止につながるコンテンツをご紹介しています。

たとえば太陽光発電。太陽光発電には温室効果ガスの排出量を削減する効果があります。ヒナタオエナジーではヒナタオソーラーという太陽光発電システムを展開しています。初期費用0円かつこれまで屋上への設置が難しかったマンションやビルの屋上にも設置できます。ぜひこちらも参考にして、私たちができる持続可能な社会づくりについて考えてみませんか?

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