スーパーの焼き芋がおかずに!デザートに!焼き芋アレンジレシピ3選
2021/10/20

スーパーなどでも見かけることの多い、大人も子どもも大好きな「焼き芋」。もちろんそのまま食べるのもおいしいですが、実はおかずやデザートへのアレンジ食材としてもとっても優秀なんです!今回は焼き芋を使ったアレンジレシピを料理研究家のほりえさちこ先生に教えてもらいます。また焼き芋に含まれる栄養素がもつ効果や、おうちで手軽に焼き芋をつくる方法も伺いました。
料理製作・スタイリング/ほりえさちこ 撮影/宗田育子
目次
美肌や冷え予防、便秘解消……焼き芋にはうれしい効果がたくさん!
ほんのりとした甘みとホクホクとした食感がおいしい焼き芋。その魅力は“おいしさ”だけではありません!栄養士でもある料理研究家のほりえさちこ先生に、焼き芋の「いいところ」を聞きました。
「糖質が低くはないため、太りやすいと思われる方もいるかもしれませんが、焼き芋は糖の吸収が穏やかな低GI食品。腹持ちがいいので、間食としてもおすすめです。
さつまいもに含まれる主な栄養素のうち、ビタミンCはお肌の調子を整えるなど美肌効果があるとされています。寒くなってくるこれからの季節は、さつまいもに含まれるビタミンEが冷え予防に効果的。また食物繊維が豊富で、便秘の解消など腸内環境を整える効果も期待できます。
焼き芋を食べるときは、皮ごと食べるほうがおすすめです。さつまいもの皮にはポリフェノールが含まれていて、抗酸化作用によりたとえばお肌のシミ予防や、糖尿病のリスクを低下させるといった効果が。ぜひ丸ごとおいしく食べてくださいね!」
【焼き芋アレンジ①】まるでデパ地下お惣菜!「デリ風サラダ」
最初に紹介する焼き芋のアレンジレシピは、まるでデパ地下のお惣菜のような「デリ風サラダ」。焼き芋の甘みとベーコンの塩けがマッチ!焼き芋がおしゃれなサラダに変身します。
●材料/2人分
焼き芋……1本(250~300g)
枝豆(冷凍)……約50粒(約40g)
ベーコン……2枚
マヨネーズ・ヨーグルト(無糖)……各大さじ2
塩、あらびき黒こしょう……各適量
●つくり方
① ベーコンは1cm幅に切り、耐熱容器に入れて電子レンジ(600W)で50秒加熱する。焼き芋は2cmの角切り、枝豆は粗くきざむ。
② ①をボウルにいれ、マヨネーズ、ヨーグルトを混ぜ合わせ、塩、あらびき黒こしょうで味を調える。
ほりえ先生のone point!
「焼き芋をつぶさないように混ぜても、マッシュするように混ぜてもどちらもおいしいです。具材はミックスビーンズ、きゅうり、アスパラ、ブロッコリーなどお好みで。迷ったときは、ポテトサラダを作る要領で具材を選ぶといいですよ」
【焼き芋アレンジ②】時短&ご飯にも合う!「焼き芋と鶏のオイスターソース炒め」
続いて紹介するのは、ご飯にも合うボリュームおかず。焼き芋はオイスターソースとの相性もバツグン!焼き芋に火が通っているので、あっという間に完成します。
●材料/2人分
焼き芋……1本(250~300g)
鶏もも肉……1枚
塩・こしょう……各少々
小麦粉……適量(大さじ1程度)
白いりごま……適量
A
みりん……大さじ2
オイスターソース・酒・しょうゆ……各大さじ1
●つくり方
① 鶏もも肉は一口大に切り、塩、こしょう、小麦粉をまぶす。焼きいもは1.5cm厚さの半月切りにする。
② フライパンに油を熱し鶏肉を皮目から入れ、中火で両面焼く。火が通ったら焼き芋を加えてサッと炒める。Aを加えて強火で炒め合わせ、皿に盛り白いりごまをふる。
ほりえ先生のone point!
「焼き芋の甘さとオイスターソースのコクがよく合う炒め物です。焼き芋には火が通っているので、最初に鶏肉にしっかり火を通しましょう。調味料を加えたら、強火にしてサッと炒めるのがコツ。具材は豚肉でもいいですし、玉ねぎ、にんじん、いんげん、ピーマン、キャベツなど冷蔵庫にある野菜を加えてもOK!」
【焼き芋アレンジ③】ほっこりするやさしい甘み「焼き芋アイス」
最後に紹介するのは、焼き芋を使った簡単スイーツレシピ。ミキサーで混ぜるだけで簡単にできる「焼き芋アイス」です。
●材料/つくりやすい分量
焼き芋……1本(250~300g)
A
牛乳・生クリーム……各1カップ
コンデンスミルク……50g
●つくり方
① 焼き芋は皮をのぞき、適当な大きさに切ってミキサーに入れ、Aを加えて攪拌する。
② 全体が滑らかになったら容器(タッパーでも)に入れ、冷凍庫で冷やし固める。
ほりえ先生のone point!
「今回は溶けやすさを重視してコンデンスミルクで甘みを加えました。甘みは、はちみつに変えてもいいですし、焼き芋が温かい状態なら砂糖でもいいですね。塩をひとつまみ加えて『塩アイス』にしても、甘みが引き立っておいしいです!」
※はちみつは1歳未満の乳児には与えないように注意しましょう
カンタン!おうち焼き芋のつくり方
スーパーなどで手軽に購入できる焼き芋ですが、おうちでつくることもできます。今回はトースター、オーブン、フライパンでつくる方法を紹介します。
●つくり方
さつまいもをサッと水で洗い、水けのついたままトースター(1000W)に入れ30~40分程度焼く。途中で90度位置を変え、まんべんなく火が通るようにする。
●つくり方
さつまいもを水でサッと洗い、アルミホイルに包んで170度のオーブンで70~90分焼く。
●つくり方
さつまいもをサッと洗い、水けのついたままアルミホイルで包んでフライパンに並べる。ふたをして弱火強で約1時間焼く。途中でさつまいもの向きを何度か変えて、まんべんなく火が通るようにする。
ほりえ先生のone point!
「おうちで焼き芋をつくるときにおすすめなのがトースターを使う方法。アルミホイル不要で手軽でカンタンにできるので、私もよくやりますよ。放っておいても案外焦げる心配はいりません。ただし、トースターは上下にしか熱が当たらないため、途中で90度位置をずらして、全体にまんべんなく熱が当たるようにしましょう。
オーブンでつくる方法も、トースターより時間がかかりますが、放っておけるのでラクです。アルミホイルはさつまいもがすべて隠れるように包みましょう。
家にトースターもオーブンもない!というときは、フライパンでも焼き芋がつくれます。火の加減を見ながら、上下をひっくり返したり、場所を入れ替えたりする必要はありますが、おいしく焼き上がりますよ。
どれも加熱時間はさつまいもの大きさによって異なります。途中で竹串などを刺して様子をみましょう。焼き上がりはお好みで調整を。ぜひおうちでアツアツ焼き芋を味わってみてくださいね!」
ほりえさちこさん
料理家・栄養士・食育アドバイザー・ヨーグルトソムリエ・乳酸菌ソムリエ・飾り巻き寿司インストラクター。高校生の男の子のママで、育児経験を生かし栄養バランスの取れた、簡単でおいしい料理を得意としている。食育やスポーツ栄養などの講演、イベントもおこなっている。
時短調理にも最適!家族が喜ぶ「焼き芋」アレンジレシピ
もちろんそのまま食べてもおいしい焼き芋ですが、火が通っているため時短食材としても便利。下ごしらえの手間なく調理に使うことができます。甘みがあって食べやすく、子どもも喜ぶアレンジレシピをぜひ試してみてくださいね!
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