ストレスフリーなシンプルライフを叶える!9つのポイント【整理収納アドバイザー監修】

2021/03/08

気軽に旅行にも行けず、外食などもなるべく控えなければいけない今、ストレスがたまっているご家庭も多いのではないでしょうか。些細なことでイライラしてご家族と口論になったり、お子さんとの会話が少なくなってきたり……そんな悪循環は、家の中が片づいていないことが原因かもしれません。整理された生活しやすいおうちで暮らせば、気持ちにも余裕が生まれるはずです。

今回、おうちの中を整えるコツを教えてくれるのは、「シンプルライフ」のブログが人気の整理収納アドバイザーRinさん。シンプルな暮らしを実践することで、生活はどのように変わるのでしょうか? Rinさん流シンプルライフについてお伺いしました。

シンプルライフってミニマルと何が違う?シンプルに暮らすコツ

こんにちは、Rinです。私の「シンプルライフ」のコンセプトは、物だけではなく家事なども含めてシンプルにして、軽やかに自由に楽しく暮らすことを大切にすることです。そのためには、余分なものを省いていく必要がありますよね。もちろん「断捨離」はしますが、持ち物を最小限にする「ミニマル」の考えとは少し異なります。

人によって必要な物の量は異なります。その人のライフスタイルや考え方に合っているのであれば、たくさん持っていても問題はないと思っています。

生活において危険が伴うほど物に囲まれてしまうのは、暮らしにくいということ。そういうときは、物を減らしてシンプルにしたほうがよいでしょう。自分にとって必要な物か、そうでないのかをしっかり見極める力を養うことがポイントです。

シンプルなライフスタイルのポイント①安全で清潔に

生活空間の見栄えが良いというのも大事ですが、まずは安全で清潔でなければいけません。ハウスダストやカビなどはアレルギーの原因になり、散らかった部屋は災害時に大変危険です。

近年、地震や台風など想定外の災害が多くなっていますが、たくさんの雑貨や家具は時として命を脅かすことになるかもしれません。阪神淡路大震災のときは、家の中に散乱した物が避難経路を塞いで逃げられなかったという方もいらっしゃいました。

だからこそ、家をすっきり整えて安全な場所にする必要があるのです。整ってシンプルになった部屋は、おのずと片づけもしやすくなり、清潔にもなります。

とはいえ、安全ばかり考えていると味気ないインテリアになってしまうことも。そこで、観葉植物やお花、雑貨の出番です。お気に入りの物を、数を絞ってシンプルに見立てると、より引き立ちますよね。

シンプルなライフスタイルのポイント②多用途に使えるものを選ぶ

物を選ぶときは、多用途に使えるものを基準にしましょう。使い方が限定的だと、あれこれ物が増える原因になります。

調理器具なら、たとえば野菜の水切り器。収納にかさばり、あまり他の用途に使えませんよね。そこで、取っ手付きのザルと同じ取っ手付きのボウルを合わせてみてください。取っ手を合わせてシャカシャカと振れば水が切れますね。

そんなふうに、持ち物をシンプルにするには、多用途に使えるもので代用する工夫が大切です。

趣味や仕事の物であれば、いろいろな道具を持っていてもよいと思いますが、それ以外に関しては、物はなるべく減らしてシンプルに。そうすれば、無駄買いも減らせるはずです。

思い込みを捨てて、発想を柔軟にすることがシンプルライフのコツのひとつです。

シンプルなライフスタイルのポイント③「あることが当たり前」の思考を改める

何かが壊れたらすぐ買わないといけないと思ってしまう方、それが本当に必要かを考えましょう。

たとえば「家のプリンターが壊れたので、買い直さなきゃ!」と言う人がいました。しかし、そのプリンターは、年賀状印刷にしか使っていません。ならば年末まで買わなくてもよいし、注文印刷にすればスペースができますね。

シンプルなライフスタイルのポイント④モノは“暮らしやすい”を基準に選ぶ

“暮らしやすい”シンプルライフの条件は、やはり掃除や料理など日々の家事のしやすさに限ります!

掃除の手間がかかるので、我が家には炊飯器がありません。蓋の裏についた汚れを掃除することを考えると、「嫌だなぁ、やりたくないなぁ」と思ってしまったのです。ならば、鍋で炊けば充分だという答えに行き着きました。

面倒な物はいずれ使わなくなり、しまったままになってしまうでしょう。それなら、家事の手間が省けて暮らしやすくなる物をシンプルに選ぶのがよいのではないでしょうか。

シンプルなライフスタイルのポイント⑤管理できる範囲が適切な量

自分が何を持っているか、把握できている状態にしましょう。物が多いほどメンテナンスできず、管理がしきれなくなる人がほとんどなので、楽をしたいなら物を減らすのがもっともシンプルな方法だと言えます。

一方で、多く持つことがいけないということでは、決してありません。

洋服が大好きな私の姉は、20年も前のものまでたくさんの服をキレイに保存していて、そのすべてが頭に入っています。そんなふうにすべてを管理できるなら、それがその人に見合った量なのです。

シンプルなライフスタイルのポイント⑥「捨てる」ではなく、気に入ったものを選ぶ

特に子どもの成長に関する物は、「捨てる」というと抵抗がありますよね。全部思い出なので、名残惜しくないはずがありません。では、気に入ったものを選んでみてはいかがでしょう。

たくさんある写真であれば、年齢ごとに気に入ったカットの枚数を限定します。厳選したものだからこそ、何度も見る気になりませんか?

私も一冊だけ自分のアルバムを持っているのですが、そこにはとびきりの写真だけが入っています!

シンプルなライフスタイルのポイント⑦見せる収納ではなく、見える収納に

収納は家族全員が楽にできるように、基本的には「見える収納」をおすすめしています。

私の場合は、パントリーにある物も箱に入れて整頓するのではなくて、開けた瞬間に何があるかわかるように、すべて見えるようにしています。ポイントは、“魅せる収納”ではなく、“使いやすく、見える収納”にすること。押し入れや冷蔵庫も、ボックスなどをたくさん使って整理すると見栄えはよくなりますが、中に入っているものがわからないと、物がなかったことになってしまいます。中身が見えないようなボックスにしまったり、物を目一杯押し込んで後ろ側の物が見えなくしたりするのではなく、なるべく物を減らしてひと目で全体の物の種類や量が把握できるように収納すると、結果的に無駄もなくなり、使いやすくなるはずです。

キレイな収納ケースをビシッと並べて横文字でラベルを書いたところで、それは自己満足でしかありません。家族みんなが使いやすい収納にするべきでしょう。そのほうがお子さんもお手伝いがしやすくなるのではないでしょうか。

シンプルなライフスタイルのポイント⑧収納スペースは100%埋めない

収納スペースがあれば、とにかく埋めたくなりませんか?ちょっとした隙間に紙袋や段ボールを詰めたり。

しかし、収納の2割は空けておかないと、とりあえずその辺に置かなければなりません。この「とりあえず」が重なることで、家が散らかっていくのです。急に物が増えても対応できるよう、スペースを空けておくと常にシンプルな部屋が維持できるでしょう。

シンプルなライフスタイルのポイント⑨不用品を処分してから買うこと

シンプルに整えるために、一切新しい物を買ってはいけないという訳ではありません。

欲しい物が出てきたら、まず似たような所有物を処分しましょう。不要な物と新しい物を入れ替えることで、循環させるのです。

出入口は、必ず出る人が先で入るのが後ですよね。呼吸も吐いてから吸う。それと同じように、新しい物を取り入れるのは、古い物を排出した後にしましょう。

整楽家 Rinさん
整理収納アドバイザー1級、収納検定2級、一般社団法人日本共育防災協会認定講師。自身の経験を交えた整理収納術や、丁寧にシンプルに暮らす生活を綴ったプログが人気。著書に『子育てが終わったら見直しどき 50代からの暮らしの整え方』(オーバーラップ)、『自分8割、主婦2割 心地よく暮らす 大人のラク家事』(KADOKAWA)などがある。
Rinのシンプルライフ

自分に見合った物の選択で、シンプルな快適ライフを!

人によって、適した物の量はそれぞれなんですね。自分に見合った物の量を見極めることで、シンプルで快適な暮らしに一歩近づけることをRinさんに教えていただきました。

不必要な物を選ぶことがむずかしいときは、「安全で清潔な空間」を指標に、シンプルライフをめざしてみてはいかがでしょうか。シンプルに整ったお部屋の余白は、心の余裕につながるかもしれません。この機会に、夫婦やご家族でシンプルライフについて考えたり、一緒におうちを整理したり掃除したりしてみてもよいですね。

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