【重曹、クエン酸、酢…】ナチュラルクリーニングで家じゅうピカピカに!洗剤不要の「エコ掃除」のすすめ

2020/10/28

「洗剤を使ったほうが早く家事は済むはず!」と考える一方で、「手は荒れるし、できれば肌にやさしい素材を使いたい」と悩む人も増えています。そんななか、お掃除の際に合成洗剤の代わりに利用できるナチュラルな素材として、重曹、クエン酸、お酢、セスキ炭酸ソーダなどが一般家庭でもよく知られるようになりました。

一方で、まだまだ合成洗剤の便利さや機能性にはかなわない!と思っている方や、重曹、クエン酸を使った掃除は面倒だと敬遠している方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ナチュラル素材の機能性やメリット、素材別のお掃除方法をご紹介します。

天然成分でお掃除をする「ナチュラルクリーニング」のメリット・しくみとは?

重曹やクエン酸、お酢など自然由来の天然成分を使ってお掃除をする方法を、「ナチュラルクリーニング」と呼んでいます。

ナチュラルクリーニングの3つのメリット

ナチュラルクリーニングのもっとも大きなメリットは、身体にやさしいこと。化学薬品を使用した合成洗剤と違い、自然由来の成分を活用したナチュラルクリーニングは、小さなお子さんやペットがいるご家庭でも安心して使用することができます。

さらに、天然成分であるナチュラルクリーニングは、環境にもやさしいエコなお掃除を可能にしてくれます。地球にとってやさしいということは、そこに暮らす私たちにとってもメリットになります。

そして、エコロジーなだけでなく、お財布にもやさしいエコノミーなお掃除であることが3つ目のメリットです。重曹やクエン酸など、多くは粉末状で販売されており、お掃除の際にサッと水やお湯に溶かして使用することになります。100円ショップなどで一度購入すれば、なかなかなくならないほど持ちがよいので、家計には大助かりですよね。

肝心の洗浄力も充分。効能を使い分けることで、頑固な油汚れや、水アカのお掃除にも効力を発揮する優れものなのです。

ナチュラルクリーニングのしくみとは?

自然由来の天然成分が汚れを落とすしくみは、素材が持つ性質と汚れとの化学反応にあります。重曹やクエン酸、お酢、セスキ炭酸ソーダはそれぞれが持つ性質が異なるため、適したお掃除箇所も異なります。正しい素材を選ぶことで、お掃除をラクに済ませることができるのです。

重曹・クエン酸・お酢・セスキ炭酸ソーダの違いとは?

ナチュラルでエコなお掃除素材は、種類が多くて選び方がよくわからないという人も多いのではないでしょうか。そんな疑問を解決するために、重曹、クエン酸、お酢、セスキ炭酸ソーダのそれぞれの特徴と注意点を解説します。

重曹でお掃除するには?

重曹は、弱アルカリ性の性質を持つため、主に油汚れなど酸性の汚れ落としに効果的です。キッチン周りの油汚れ、調味料の汚れ、シンクの油汚れなどのお掃除に向いています。重曹を水に溶かし、スプレーボトルなどに入れて使用するほか、粉末は研磨材にもなるので、直接スポンジなどに塗布して茶渋の汚れ落としなどにも活躍してくれます。

ただし畳や木、麻などの天然素材に使用すると素材が傷んで変質してしまう恐れがあるので、使わないほうがよいでしょう。

クエン酸でお掃除するには?

クエン酸は弱酸性の性質を持つため、アルカリ性の汚れ落としに効果を発揮します。たとえば、トイレの便器や、キッチンのシンクについた水アカ、白いカルキ汚れなどはスッキリきれいにお掃除することができるでしょう。除菌作用もある優れものです。

なお、天然の大理石やアルミ素材などサビやすい金属に使用すると素材を傷つける恐れがあります。また、カビキラーやハイターなどの塩素系漂白剤と一緒に使用すると、有害な塩素ガスが発生する危険があるので、同時もしくは十分な時間を空けずに連続して使用しないようにしてください。

セスキ炭酸ソーダでお掃除するには?

セスキ炭酸ソーダは、重曹と同じく弱アルカリ性の性質を持っていますが、重曹よりもアルカリ性が強いため、汚れ落ちの効果も高いのが特徴です。特に油汚れがこびりついている五徳などのお掃除におすすめです。

重曹やクエン酸同様、水またはお湯にセスキ炭酸ソーダを溶かして使用します。アルカリ性が強いので、肌荒れしないようにお掃除するときは手袋をつけるとよいでしょう。

⇨セスキ炭酸ソーダを用いたお掃除方法のご紹介はこちら

お酢でお掃除するには?

健康によい調味料として各種料理に使われるお酢は、酸性の性質を持っています。雑菌の増殖を抑えるはたらきがあるので、アルカリ性の水アカなどにも効果的。シンクや洗面所、お風呂、トイレ掃除にも活用できます。

お掃除で使用する際には、水で薄めて使用します。使用するお酢は、穀物酢などの混じり気のないお酢を選んでください。ポン酢や寿司酢、甘味料などが混ざっているものは、ベタついてしまうのであまりおすすめできません。

またクエン酸同様、酸性のお酢はカビキラーやハイターなどの塩素系漂白剤と一緒に使用すると、有害な塩素ガスが発生する危険があるので注意してください。

それでは実際に、おうちのお部屋ごとに最適なナチュラル素材を使ってお掃除をしてみましょう。

【キッチン】は重曹を中心にエコなお掃除を!


キッチンのお掃除は、油汚れに効果的な重曹を主として、汚れを落としていきましょう。

コンロの五徳

汚れが溜まりやすいガスコンロまわり。五徳は、お風呂でつけ置きをするのがおすすめです。浴槽に60〜80℃のお湯をはり、五徳を並べて3時間以上放置するだけ。ふやけた汚れをこすって落としてお掃除完了です!小さなパーツだけの場合は、鍋に重曹を溶かした水を入れて沸かせば、焦げや汚れをきれいに落とすことができます。

それでも汚れが落ちない場合は、重曹よりもアルカリ性が強いセスキ炭酸ソーダをシュッと吹きかけてたわしなどでこすってみてください。頑固な油汚れもきれい拭き取れるでしょう。

換気扇

換気扇のお掃除には、重曹水を染み込ませたキッチンペーパーを貼り付けてパックをしましょう。汚れが浮いてきたらブラシでこすってください。

トースター

焦げ付きが気になるトースターには、セスキがおすすめ。網、トレーはセスキにつけ置き、庫内はセスキスプレーを吹きかけてしばらく置いた後、拭き取りをします。食品関係のお掃除には、口に入れても安全なナチュラル素材が安心ですね。

電子レンジ

耐熱容器に重曹水を入れ、レンジで温めます。目安は、600wで5分程度。その後10分ほど放置して重曹を含んだ水蒸気を庫内にいきわたらせましょう。最後に拭き取り掃除をして、取れなかった汚れは歯ブラシに重曹の粉をつけて磨いてください。仕上げの水拭きも忘れずに。

電気ケトル

電気ケトルの水アカには、クエン酸が効きます。水を満タンに入れて沸騰させたら、クエン酸を入れて数時間放置します。その後、すすげば大半の水アカはなくなり、きれいになります。

シンクの水アカ

水アカにも、クエン酸やお酢が適しています。また、お酢は雑菌の繁殖を防ぐので、排水溝や三角コーナーに吹きかけると消臭効果が期待できます。

お酢をお掃除に使うときは、お酢の原液と水を1:1の割合で混ぜるのが基本。汚れがひどい場合には、原液のまま使用しても構いません。

【トイレまわり】のお掃除にはクエン酸が効果的

トイレ掃除は、クエン酸スプレーの出番です。クエン酸が水アカや黄ばみを落とし、アンモニア臭にも効果的です。

スプレーボトルでシュッと汚れに吹きかけ、布やブラシでこすって汚れを落とし、仕上げに水拭きをします。汚れが落ちにくいときは、濃度の高いクエン酸水をつくって使用してみましょう。

【お風呂場】の掃除にはクエン酸&重曹が大活躍!

アルカリ性の水アカが気になるお風呂場では、弱酸性のクエン酸が最適です。重曹とうまく使い分けをしてお掃除しましょう。

浴室床&排水口

浴室の床には重曹の粉をまいたあと、クエン酸スプレーをかけましょう。シュワシュワと発砲してきたら1〜2時間放置します。汚れが浮いたらブラシでこすって流しましょう。

風呂桶&イス

ヌメリや水アカがついた風呂桶とイスは、浴槽に重曹を入れて数時間つけ置きをしてきれいにしましょう。

シャワーヘッド

シャワーヘッドの汚れには、セスキが活躍。セスキ炭酸ソーダを入れた水の中にシャワーヘッドをつけ置きすれば、細かな隙間についた汚れも落とすことができます。

【リビング】は汚れごとに素材の使い分けるのがコツ

フローリングやタイルなど、汚れ方の異なるリビングには、重曹、クエン酸、お酢、セスキを総動員してお掃除しましょう。

フローリング

木材のフローリングをお掃除するときは、揮発性に優れて素材を傷めにくいお酢のスプレーが最適です。気になるニオイにはクエン酸水を使用して、仕上げに雑巾などで水拭きするとよりきれいになります。

テーブルの鉛筆汚れ、家具の手アカ、玄関タイルの汚れ

子どもがうっかり描いてしまったテーブルの鉛筆跡や、家具についた手アカ、玄関タイルの汚れにもセスキ炭酸ソーダが効果的です。鉛筆は消しゴムで消すよりも楽に汚れが落とすことができます。

ラグマット

ニオイが気になるラグには、粉末のままの重曹をまき、数時間置いたあと掃除機で吸い取ると消臭効果が期待できます。消臭効果を高めるには、重曹をラグ全体に薄くまいてみてください。

エコな掃除が未来を変える!

天然成分の素材を使ったお掃除は、身体にやさしく、お財布にやさしく、地球にもやさしいエコなお掃除方法です。必要な量を水やお湯で溶かすだけで、手間はいりません。つけ置きにしてしまえば、日中外出している間に汚れの分解を進めてくれるので、お掃除の時短も実現できます。

なにより、日常の少しの工夫が、子どもたちが生きる地球の未来を変えていくことにつながります。

このほかにも、エコ掃除には道具を工夫するというアイディアもあります。毎日の家事がちょっと楽しくなる、エコでかわいいお掃除グッズについては、こちらをご覧ください。

身体にも地球にもやさしいエコ掃除、はじめてみませんか?

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