初心者でもカンタン!ベランダではじめる家庭菜園のすすめ。肥料は毎日の“アレ”を利用!

2020/09/16

ステイホームで増えたおうち時間を利用し、家庭菜園を楽しむ人が増えています。しかし興味はあってもいざ始めるとなると、どこで育てる?どんなものを植える?道具は?肥料は?と、準備が大変そうでなかなかはじめられない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ベランダで手軽にはじめられる家庭菜園をご紹介します。家族みんなで食卓を彩る野菜を育ててみませんか?

家庭菜園をはじめる前にチェックしておきたいポイント

プランターの大きさやベランダの環境から育てる作物を決めよう

家庭菜園で育てられるものにはいろいろなものがありますが、プランターの種類や日当たり、風通しなどのベランダの環境によって、向き不向きがあります。まずは、ご自宅のベランダにあったプランターを選ぶことからはじめましょう。

<標準サイズのプランター>
●葉菜類
ほうれんそう、小松菜、春菊、チンゲン菜、水菜、サニーレタス、サラダ菜など
●根菜類
ラディッシュ、小かぶ、ミニにんじんなど
●果菜類
いちご、さやえんどうなど

<大型や深めのプランター>
●葉菜類
玉レタス、キャベツ、白菜、ブロッコリーなど
●根菜類
大根、じゃがいも、さつまいもなど
●果菜類
トマト、ミニトマト、きゅうり、なす、ピーマン、スイカ、メロン、いんげん豆など

ベランダの方角や周囲の建物の影響などによる日当たりの条件によっても、育てやすい野菜の種類が異なることも知っておきましょう。

<日当たりの良い場所を好む野菜>
トマト、ナス、ピーマン、きゅうり、枝豆、いんげん豆、にんじんなど

<半日以上、日が当たれば育つ野菜>
ほうれん草、小松菜、春菊、さといも、パセリなど

<日当たりの悪い場所でも育つ野菜>
みょうが、セリ、三つ葉など

種からまく?苗から植える?

野菜類を育てるには、苗を買って育てる方法と、種をまいて育てる方法があり、苗を購入できる野菜は、苗から育てるほうが初心者向きです。なお、比較的ベランダ菜園で栽培しやすいリーフレタスやサラダ菜などの葉菜類は苗が販売されていないため、プランターに種をまいて育てます。

家庭菜園を始めるために必要な道具は?

家庭菜園を始めるために必要な道具はホームセンターのほか、100円ショップなどでも購入可能です。

●プランター
野菜を育てるための容器で、サイズはいろいろあります

●鉢底ネット
プランターに入れた土が流れ出ないように底に敷く

●鉢底石
土の水はけをよくするためにプランターの底に敷く軽石

●培養土
野菜を育てるための土のことで、成長に必要な肥料をあらかじめ配合

●肥料
培養土に含まれる肥料が切れたころの追肥として準備

●移植ゴテ、ハンドスコップ
苗を植えたり、土を入れたりするための小さなスコップ

●じょうろ
水やりのときに大活躍!

●園芸用はさみ
野菜の収穫のときなどにあると便利

そのほか、トマトやきゅうりのような大きく上に成長する野菜は、茎が倒れないように支える「支柱」や固定する「ひも」なども必要になります。

毎日出る「生ごみ」が家庭菜園に欠かせない「肥料」に変身!


▲出典:LFCコンポスト

ベランダ菜園で育てた野菜が大きくなるにつれて、必要になるのが「肥料」。もちろんホームセンターなどで購入もできますが、自宅で毎日出る「生ごみ」から肥料をつくるという方法があります。ここでは、ベランダでの家庭菜園にオススメな「LFCコンポスト」をご紹介しましょう。

家庭の生ごみを減らす「LFCコンポスト」

コンポストとは、枯れ葉や生ごみなどからつくられる「たい肥」のこと。ホームセンターなどにいくと、大小さまざまなコンポストをつくる容器(コンポスター)が販売されていますが、「LFCコンポスト」は、家庭内で出る生ごみを専用の袋の中に入れるだけでたい肥ができるというすぐれもの。気になる悪臭の発生を抑える独自の配合基材(生ごみと混ぜ合わせる原料)もあり、手軽に家庭菜園をはじめられるのが特徴です。袋に1日約300グラムの生ごみ(だいたい3~4人家族から出る1日分)を、1カ月半から2カ月のあいだ投入し、かき混ぜるだけ。すると生ごみは、2~3週間ほどで栄養価の豊富なたい肥へと生まれ変わります。

生ごみが肥料になるまで

生ごみがたい肥に変わるには、自然界に存在するさまざまな微生物の存在が必要不可欠。コンポスト容器に生ごみを入れると、それをエサとする微生物が分解をはじめます。自然界ではゆっくりと分解されますが、容器の場合は中にたくさんの微生物が存在しているため、かなりスピーディーに分解されて、たい肥へと生まれ変わることができるのです!

生ごみからつくったたい肥で無農薬の安心野菜が食べられる

自分が食べたものだけを自然の力で分解したたい肥を使えば、無農薬栽培の野菜を食べることができます。ほかにもコンポストを利用するメリットはたくさん!

たとえば……

●生ごみを捨てる手間が省ける!
●生ごみを捨てるビニール袋が不要になり、ごみ袋代も節約できる!
●ごみの焼却が減り、二酸化炭素の排出量の削減にも効果がある!
など

このように、コンポストを利用した家庭菜園は、自分やその家族だけでなく、地域や地球環境にも良い影響を与えることができるのです。

ベランダ菜園を始める前に注意したいこと

いままでご紹介したとおり、エコに手軽に楽しめるベランダ菜園ですが、始める前には以下の4つの点に注意しましょう。

集合住宅の場合はルールを守って

マンションなどの集合住宅には、セキュリティや景観保護などの目的で、ベランダなどの使用に制限が設けられている場合があります。トラブル防止のため管理規約に目を通し、ルールはきちんと守りましょう。

避難路をふさがないように配慮を

ベランダは火災などの際に重要な避難路となります。いざというときにプランターが邪魔にならないよう、置き場所には配慮が必要です。

水漏れや水たまりに注意

こぼれた土が排水溝につまって水があふれ出てしまったり、水やりの際に水が飛んでしまったりしないようくれぐれも注意を。近所トラブルの原因にもなりかねません。またみずたまりができたまま放置しておくと、蚊などの虫が発生する場合が。水やりをするときは十分に配慮をし、こまめにベランダの掃除をするようにしましょう。

落下物は危険!設置場所に注意

台風のときはもちろん、それ以外にも強い風が吹くことがあります。もしもプランターが落ちてしまったら大変!落下防止のために置き場所には気を配りましょう。また、お子さんのいる家庭では、プランターが踏み台になると危険です。事故を防ぐために柵の近くに置かないことも大切です。

家庭菜園を通した食育を

子どもと一緒に野菜を育てることは食育の役割も果たし、命の大切さを家族で学ぶことにもつながります。野菜が苦手なお子さんでも、自分で育てた野菜は食べられるようになることも多いのだとか。また成長を家族で見守ることで会話が増えたり、ごみをリサイクルして活用したりすることで、お子さんと一緒に環境問題について考えるきっかけにもなるとよいですね。

今回は生ごみをたい肥に変える「コンポスト」を紹介しましたが、生ごみはエネルギーにも生まれ変わります。生ごみなどの有機物を資源とする「バイオマスエネルギー」は今注目されている再生可能エネルギーのひとつ。地球環境を守り、持続可能な社会を築いていくために、生ごみを使ったさまざまな取り組みに期待が高まっているのです。

⇒「バイオマスエネルギー」に関する詳しい情報はこちら

また、コロナ禍で増えてきたおうち時間によって、家族と過ごすことが増えたという方は多いはず。今回ご紹介したベランダ菜園のほかにも、普段の生活を少しだけ非日常的な世界にする「ベランピング」など、家族で過ごすおうち時間を楽しくするアイディアはほかにもたくさんあります。ぜひ楽しいおうち時間を過ごして、家族の絆を深めてください。

⇒「ベランピング」ってなに?詳細はこちら
⇒そのほかの「おうち時間を楽しむ」アイディアはこちら

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