部屋干しのいやな臭い。適切な洗い方&干し方を紹介!

2021/07/21

梅雨の時期に雨が続くと、気になるのが部屋干し時のいやな臭い。せっかく洗濯しても、服に臭いが残ると、気持ちまで滅入ってしまいます。

今回は、ライオン株式会社のお洗濯マイスター大貫和泉さんに、適切な洗濯方法と干し方を教えてもらいました。また、実際にその方法で乾きにくいバスタオルの部屋干しに挑戦!
いやな臭いを抑える洗い方と干し方を実践してみました。

取材協力:ライオン株式会社

洗濯マイスターに聞く!梅雨時の洗濯ものはなぜ臭う?

なぜ臭う

梅雨の時期、ジメジメとした湿度の高い日が続くと、洗濯ものがなかなか乾かずに、湿った状態が続いた衣類からいやな臭いがすることが……。大貫さんによると、その生乾き臭の原因は、「洗濯の時に落としきれなかったわずかな『汚れ』が化学的に変化したり、『菌』による作用を受けたりするのが原因」とのこと。

つまり、いやな臭いの原因となる菌の作用を抑えることができれば、“部屋干し臭”の発生を防ぐことにつながります。

臭い対策は洗濯前から。洗濯ものは通気性のよいカゴに保管する

臭い対策は洗濯前から始まっています。洗濯前の衣類についた菌の増殖を防ぐには、洗濯ものを通気性のよいところに保管することが重要です。バスタオルは濡れたままにせず、乾かしておくようにしましょう。衣類・布用の除菌・消臭スプレーをしてから保管すると、さらに効果的です。

また、洗濯機の汚れも臭いの原因になります。定期的に洗濯槽クリーナーを使って洗濯機を清潔にしたり、きれいな状態を保つよう心がけましょう。

いやな臭いを防ぐ洗い方「抗菌効果のある洗剤で洗濯する」

洗剤の選定

“部屋干し臭”を防ぐ2つめのポイントが、洗濯ものを乾かしているときに菌を増殖させないよう、抗菌を意識することです。

抗菌効果のある洗剤を選びましょう。柔軟剤と液体酸素系漂白剤を併用するとさらに効果的です。いまは柔軟剤にも消臭や抗菌タイプのものが多く販売されています。

一度の洗濯で衣類を詰め込みすぎないように注意して、できるだけこまめに洗いましょう。洗濯に残り湯を使っても問題ないですが、すすぎはきれいな水道水を使うとより臭いを抑えられます。

いやな臭いを防ぐには菌が増殖しないように早く乾かす!

早く乾かす

乾燥までの時間が長いほど、菌が増殖し“部屋干し臭”が発生する可能性が高まります。
雨で外干しできない梅雨の時期に、部屋干しでも「早く乾かす」方法をご紹介します。

早く乾かす方法①洗濯ものに風の通り道を作る

部屋干しの際、カーテンレールに干していませんか?
窓や壁のそばは「風の動き」が悪いため、干す場所としては不向きです。しかもカーテンの汚れが衣類についてしまったり、逆に衣類の水分がカーテンに移る恐れがあります。

洗濯ものはできるだけ「空気が動く場所」に干してください。風通しの良い場所や、部屋と部屋の間の鴨居(扉上のレールや溝のついた水平材)がおすすめです。

早く乾かす方法②家電を効果的に使う

除湿機を使えば短い時間で乾かすことができ、いやな臭いの発生も抑制できます。洗濯ものを干す部屋のドアや扉は閉めて、除湿機の風を洗濯物にまんべんなく当てるようにしましょう。また、洗濯もの同士の間隔を“こぶし1個分”ほどあけて、風の通り道を作ってあげます。

また扇風機を使うのも効果的です。

早く乾かす方法③「角ハンガー」を上手に使いこなす!

タオルなどを干すときに使う、ピンチがついた角ハンガー。実は干し方によって乾き方が異なります。

角ハンガー
(画像提供:ライオン株式会社)

お部屋の中の湿度・温度など、条件によっても乾燥速度は変わりますが、アーチ干しはV字干しや長短干しと比較して約30分早く乾くことがわかっています。

<アーチ干しが早く乾く理由>
①両端の乾きにくい長めの衣類に風が当たりやすい
②洗濯ものの水分蒸発がしやすい配置である
③アーチ下部に大きな空間があるため、風が通りやすい

乾きにくいバスタオルは「囲み干し」

囲み干し
(画像提供:ライオン株式会社)

部屋干しの中でも特に乾きにくいバスタオル。

扇風機を使用し、角ハンガーを使ってバスタオルを干す場合、バスタオルの四隅をピンチで止める「U字干し」、バスタオルの短辺をピンチで止め縦長に干す「縦長干し」など、さまざまな干し方がありますが、早く乾くのは、バスタオルを横長にして、上辺をピンチで止める「囲み干し」です。

洗濯ものは上から徐々に乾くため、縦に長く干してしまうと、下の方まで乾くのに時間がかかります。横方向に長く干した方が乾燥時間を短縮できるというわけです。

また、扇風機の風が隙間から入り込み、タオルの中の空気が一定方向に流れるため早く乾きます。完全に囲むのではなく、扇風機の風が当たる部分に空気が入る隙間を作るのがおすすめです。

【やってみた!】「囲み干し」のバスタオルは本当に早く乾くのか

実践

バスタオルの干し方を変えると、本当に乾き方に違いはあるのでしょうか!?角ハンガーに「囲み干し」(写真左)と「縦長干し」(写真右)をした同じ素材の色違いのバスタオルを干して実験してみました。

実験をした日は雨でジメジメした1日。いつもなら「今日はバスタオルの洗濯はやめておこうかな……」と思うような日でしたが、バスタオルを干し、扇風機の風を「中」で当てて実験スタート。扇風機の位置を調整して、両方に均一に風が当たるようにしました。

1時間後さわってみたときには、「やや囲み干しの方が乾いているかな?」というくらいでしたが、3時間もたつとその差は歴然!「囲み干し」の方が圧倒的に乾いていて、あとは扇風機の風を止めても十分自然乾燥するだろうという状態に。ここまで大きな違いがあるとは驚きでした!

これなら扇風機をずっと当てている必要はなさそうです。朝干し派も夜干し派も、バスタオルを干したら扇風機を当てて、タイマー設定すれば、帰宅するころもしくは朝起きるころには、いやな臭いを抑えながら十分乾くでしょう。

また角ハンガーを使って干せば、大きめの「バスタオルハンガー」に折りたたんで干したときによくある、「内側が乾いていない……」という悩みも解決します。長時間、内側が乾かない状態が続くといやな臭いの原因になるため、バスタオルの部屋干しには、角ハンガーを使用した「囲み干し」がおすすめです!

大貫和泉さん
ライオン株式会社 お洗濯マイスター
大貫和泉さん

消費生活アドバイザー、繊維製品品質管理士 健康予防管理専門士。洗濯用洗剤などの製品開発・調査に約20年携わる。母親としての経験と研究活動を融合し、日々のお洗濯に役立つ情報をわかりやすく伝えている。


部屋干し快適に。衣類乾燥機の気になる光熱費には…

光熱費は?

部屋干し派の中には、本文で紹介した除湿機のほかにも電気やガスの衣類乾燥機を使用されている方もいるでしょう。部屋干しのいやな臭い防止に便利ですが、気になるのが光熱費……。

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※)平均電気使用量400kWh/月・契約電流40Aで、東京電力エナジーパートナーの従量電灯Bから「おすまいでんき1」に、また、東京ガス「一般料金」から「一般ガス」にした場合

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