【野菜の冷凍保存方法】食材のムダを減らし、料理の時短も実現!

2021/08/30

夏に旬を迎えるトマトやキュウリ、ナスやピーマンなどの野菜。様々な料理に使えて便利ですが、食べきれないまま野菜室でしなびてしまった……なんて経験はないでしょうか。

水分が多いトマトやキュウリなどの野菜も、“ジップロック®フリーザーバッグ”などのジッパー付き保存袋&サランラップ®などのラップを使えば、上手に冷凍保存できます。食材をムダにしないだけでなく、使いやすい大きさにカットして冷凍することで、普段の料理の時短にも役立ちます。

冷凍保存のやり方や、気になる冷凍後の味の変化、調理のしやすさなどについて、実際に冷凍野菜を使って試してみました!

取材協力:旭化成ホームプロダクツ株式会社

【冷凍野菜を試してみた!①】トマト&ナス&パプリカ

トマト&ミニトマトの冷凍保存術

生で食べても、加熱して食べてもおいしいトマト。新鮮なトマトがたくさん手に入ったときなどは、冷凍保存をしておくとスープやソースなどを作るときにサッと利用できます。

●トマトの冷凍方法
まるごとジッパー付き保存袋に入れ、なるべく空気を抜いて、ジッパーをしっかり閉めて冷凍保存する。

●ミニトマトの冷凍方法
そのままジッパー付き保存袋に重ならないように入れ、なるべく空気を抜いて、ジッパーをしっかり閉めて冷凍保存する。

<使うときは…>

●トマト
ジッパー付き保存袋から出して、「ジップロック®コンテナー」などの容器に入れ、フタをせずに電子レンジで解凍。冷凍したトマトは解凍するとスルッと皮がむけるので、スープや煮込みメニューを作るときに重宝します。電子レンジで解凍する際に出た水分は、トマトのうま味成分が含まれているので、捨てずにそのまま料理に活用しましょう。

●ミニトマト
凍ったまま10~20秒ほど水につけるだけで、皮が簡単にむけます。そのまま食べてもいいですし、調理時の味の染み込みも良くなるので、マリネなどにするのがおすすめです。

ナスの冷凍保存術

ナスはデリケートで保存が難しい野菜です。水分が多いため、上手に保存しないとすぐにしなびてしまいます。冷凍保存すると、生よりは少し味が落ちますが、煮込み料理などで活躍しますよ!

●ナスの冷凍方法
使いやすい大きさに切り、水に5分さらしてアクを抜く。ペーパータオルなどで水けをふきとり、ジッパー付き保存袋に入れ、なるべく空気を抜いて、ジッパーをしっかり閉めて冷凍保存する。

<使うときは…>

トマト煮やカレーなどの煮込み料理に使いましょう。たっぷりの汁に入れて煮込む場合は、凍ったまま入れても問題ないです。炒めてから煮込むときは、油はねしやすいので、電子レンジで解凍してから、キッチンペーパーなどで水けを軽くふき取り使いましょう。

加熱時間の比較的短いみそ炒めやマーボーナスでは、皮がかたく感じられ、青臭みも残りやすいので向きません。「焼きナス」の状態で小分けにしてラップで包み、ジッパー付き保存袋で保存しておくと、1品ほしいときにそのまま使えて便利です。

パプリカの冷凍保存術

カラフルなパプリカは、料理の彩りとして活躍する使い勝手のいい野菜ですよね。パプリカは冷凍向きの野菜なので、少量使ってあまったときなどは冷凍保存しておきましょう。

●パプリカの冷凍方法
1/2サイズや細切り、一口大など使いやすい大きさにカットし、ジッパー付き保存袋に入れ、なるべく空気を抜いて、ジッパーをしっかり閉めて冷凍保存する。

<使うときは…>

凍ったまま調理、もしくは電子レンジで軽く解凍して使いましょう。炒め物や煮込み料理、サッと加熱してピクルスやマリネ、スライスしてそのままサラダの彩りに……など、使い方は様々です。

【冷凍野菜で作ってみた】面倒な煮込み料理もあっという間に完成!

冷凍したトマト、ナス、パプリカを使って、ラタトゥイユに挑戦!
生のニンジンや玉ねぎをサッと炒めたフライパンに、電子レンジで解凍して一口大にカットしたトマト、凍ったままのナスとパプリカを加え味つけ。面倒な印象のある煮込み料理ですが、その場でカットする野菜が少ないので、いつもよりパパッと作れました。生の野菜で作るよりも水分が多く出るので、水を加えずに野菜から出る水分だけで十分に煮込めます。

ナスにトマトのうまみがよく染み込んでおいしかったです!
特にパプリカは、冷凍しても見た目・形・味もほとんど変わらないので、煮込み以外のいろいろな料理に使えそうです。使いかけを野菜室に保存しておくよりは、パプリカは鮮度のいいうちに冷凍し、使いたいときに使いたい量を使うのがおすすめです。

【冷凍野菜を試してみた②】ピーマン&キャベツ&もやし

次に試したのは、炒めものにぴったりなピーマン、キャベツともやしです。

ピーマンの冷凍保存術

夏に旬を迎えるピーマンは、ついつい大容量パックで購入し、使いきれずに捨ててしまいがちに。野菜室でしなびてしまう前に、生のまま冷凍保存してみましょう。多少皮が固く感じられ、食感や風味は落ちますが、ピーマン特有の苦みはやわらぎます。

●ピーマンの冷凍方法
1/2サイズや細切り、一口大など使いやすい大きさにカットするか、そのまま丸ごとジッパー付き保存袋に入れ、なるべく空気を抜いて、ジッパーをしっかり閉めて冷凍保存する。

<使うときは…>

凍ったまま調理、もしくは電子レンジで軽く解凍して使いましょう。風味や食感が決め手のチンジャオロースなどには向きませんが、濃い味付けの炒めものやナポリタン、焼きそばなどの料理、じっくり火を通す肉詰めなどにおすすめです。

キャベツの冷凍保存術

旬の時期になると、まるごと1個でも安価に購入できるキャベツ。安く手に入るのはうれしいですが、野菜室でかさばったり、すぐに使いきれず余らせてしまいます。そこですぐに使わない分は、冷凍保存してみましょう。ゆでてから冷凍すると、かさが減ってコンパクトに保存できます。

●キャベツの冷凍方法
・生のまま冷凍する場合
1cm幅の細切りやざく切りなど使いやすい大きさにカットし、ジッパー付き保存袋に入れ、なるべく空気を抜いて、ジッパーをしっかり閉めて冷凍保存する。

・ゆでで冷凍する場合
使いやすい大きさに切り、熱湯で10秒ほどゆでたら冷水で色止めし、水けをよくふきとる。1回に使う分ずつラップで薄く小分けにして包み、ジッパー付き保存袋に入れ、なるべく空気を抜いて、ジッパーをしっかり閉めて冷凍保存する。

<使うときは…>

生のまま冷凍したものは電子レンジで軽く解凍し、水けを切り、塩をふらなくてもしんなりと塩もみをしたような状態になります。コールスローや塩こんぶあえなどに便利です。炒めものや汁ものに使う場合は凍ったまま調理可能です。生よりも歯ごたえはなくなりますが、焼きそばやパスタなど幅広い料理で使えます。お好み焼きや餃子など、キャベツをたっぷり使う料理にもぴったりです。

ゆでてから冷凍したものは凍ったまま汁ものに入れるか、サッとゆでて水けを切り、あえものや餃子の具などで使えます。水っぽくなるので、炒めものには向いていません。

もやしの冷凍保存術

1年中安価で手に入り家計にも優しいもやしですが、鮮度が落ちやすくあまり日持ちしません。1度に使いきれないときは、冷凍保存しましょう。

●もやしの冷凍方法
ジッパー付き保存袋に入れ、なるべく空気を抜いて、ジッパーをしっかり閉めて冷凍保存する。

<使うときは…>

電子レンジで解凍するか、凍ったまま調理します。熱湯でサッとゆで、ナムルなどの味のしっかりしたあえものにするか、電子レンジで解凍して水けをよく切り、レバニラ炒めなどの炒めものにおすすめです。生の場合と比較すると、水っぽさと食感が悪くなるため、「おひたし」のようなシンプルな味つけのものには不向きです。

【冷凍野菜で作ってみた!】炒めものが包丁いらずでパパッと完成!

冷凍保存したピーマン、キャベツ、もやしを活用し焼きそばにチャレンジしました。凍ったままの野菜と肉を炒めたら、麺を加えます。このとき、パッケージの表示には水を加えてほぐすとありましたが、加えずにそのまま野菜から出る水分で十分にほぐせます。強めの中火で炒めると、水っぽさはほとんど気にならない仕上がりになります。

キャベツは食感も残っていて、味もしっかり感じられました。ピーマンも同様で、炒めものに使うのであれば、冷凍保存は全く問題なさそうです。もやしは炒めるとかなり小さく縮んでしまいましたが、思っていたよりも水っぽさはなく、焼きそばに入れても気にならないです。

ベーコンなどはカット済みのもの、お肉はキッチンばさみでカットすれば、包丁とまな板を使わずに洗い物を押さえて完成します。

【冷凍野菜を試してみた!③】夏野菜の定番キュウリ

夏になると安く出回るようになるキュウリ。冷凍保存すると風味やシャキシャキとした食感は落ちますが、ちょっとしたひと手間を加えるだけで、おいしさをキープできます。

●キュウリの冷凍保存術

薄切り(普段より厚めに切るのがおすすめ)もしくは1cmくらいの厚さに切り、重量の1%ほどの塩を振って5分ほど置く。水けを軽く絞り、使いやすい分量に小分けしてラップで包み、ジッパー付き保存袋に入れ、なるべく空気を抜いて、ジッパーをしっかり閉めて冷凍保存する。

<使うときは…>

自然解凍し、薄切りは軽く水けを絞ってお好みで塩少々をふって酢のものやポテトサラダなどに。1cmくらいの厚さに切ったものは、解凍後にややしっかりと水けを絞ったら、昆布や酢などで調味して浅漬けに。炒めものにも向いています。

【冷凍野菜で作ってみた!】お好みの具材とササッと炒めて1品に

冷凍保存したキュウリをちくわと一緒にオイスターソースでサッと炒めてみました。あらかじめ塩を振って下処理をしてから冷凍保存したせいか、あまり水っぽさは感じられず、コリコリとした歯触りで、中華風の味付けによく合います。

炒めもの以外でも浅漬けにするなど、「ちょっと1品おかずがほしい……!」ときに、冷凍保存しておくと活躍してくれそうです。

【冷凍野菜を試してみた!④】ネギ&オクラ&しょうが

最後に試したのは夏にそうめんの具や薬味として活躍するネギ、オクラ、しょうがです。そうめん以外にも、冷ややっこなど「ちょっと薬味がほしい」ときに役立ちます。

ネギの冷凍保存術

ネギは買ったときにまとめて刻んで冷凍しておくと、薬味として汎用的に様々なシーンで活用できます。

●ネギの冷凍方法
洗って水けをよく切り、小口切りにする。ジッパー付き保存袋に入れ、なるべく空気を抜いて、ジッパーをしっかり閉めて冷凍保存する。

<使うときは…>

凍ったまま、うどんなどの麺類やみそ汁に入れ薬味として使います。

オクラの冷凍保存術

ねばねばとした口当たりが特徴の夏野菜、オクラ。刻んで納豆に入れたり、そうめんの具として活躍しますね。

●オクラの冷凍方法
塩をまぶしてこすり洗いし、水けを切りヘタを包丁でぐるりとむくようにして取る。ジッパー付き保存袋に入れ、なるべく空気を抜いて、ジッパーをしっかり閉めて冷凍保存する。

<使うときは…>

生のときと同じように、凍ったまま熱湯で塩ゆでし、小口切りや細かく包丁でたたいて使います。冷凍すると、縦の繊維が筋っぽく感じられるので、長いまま使うのには不向きです。

しょうがの冷凍保存術

一度に少量しか使わない場合が多いしょうがは、すりおろした状態での冷凍保存がおすすめです。

●しょうがの冷凍方法
すりおろして小分けにし、ラップで隙間なく包む。ジッパー付き保存袋に入れ、なるべく空気を抜いて、ジッパーをしっかり閉めて冷凍保存する。

<使うときは…>

凍ったまま、または常温で解凍し、薬味にしたり、調味料として使います。

【冷凍野菜で作ってみた!】そうめんの具材・薬味に便利!

暑い夏は、そうめんなどの冷たい麺類がおいしく感じられますね。でも麺だけではちょっと物足りない……。そんなときに具材や薬味として野菜を冷凍保存しておけば、食べたいときに簡単に用意できます。

オクラは刻んで使いましたが、粘り気もあって生のものをゆでたときとあまり違いを感じませんでした。納豆やトロロと混ぜ、ねばねばを楽しむのもいいですね。

その都度刻むのがちょっと面倒なネギも、刻んで冷凍しておけば使いたいだけサッと使えて便利です。残りが出たら早めに刻んで、冷凍保存しましょう。

しょうがは冷凍保存でもしっかり風味を楽しめました。

冷凍保存を上手に活用して野菜をムダなくおいしく食べきろう

旬の夏野菜は、そのままサラダとして食べるのもいいですが、フレッシュなうちに冷凍保存して、最後までおいしく食べきりましょう。あらかじめカットしたり、使いやすい状態で冷凍保存することで、調理の時短にもなります。

また食品ロスを防ぐ観点からも、冷凍保存はとても有効です。食べられるのに捨てられてしまう“もったいない”を減らすためにも、冷凍保存を上手に活用していきたいですね。

→家庭でできるフードロス削減方法についてはこちら

今回撮影時に使用したジップロック®フリーザーバッグとサランラップ®は、「時産」によって生活者の暮らしにゆとりをうむことを支援する「ゆとりうむプロジェクト」に参画しています。時間を上手に使うことでうまれる自由な時間は、家族との時間を増やし夫婦円満のカギにもつながります。料理や掃除をはじめとする家事をうまく工夫して、日々の暮らしの“ゆとり”を大事にしていきたいですね。

→夫婦円満に過ごすためには!?社会学者に聞いた夫婦円満に過ごす秘訣はこちら

<関連記事>
冷凍保存で時短&節約! 平日の夕食づくりがラクになる保存袋を活用した“下味冷凍”レシピ

Top