家でも省エネに貢献できる!省エネラベルとは?

2021/11/01

近年、豪雨や洪水、夏の猛暑など、地球温暖化の影響とも考えられる気候変動を体感することが増えてきました。地球温暖化は、世界的な課題として年々深刻化しています。地球温暖化の防止に向けて、「省エネ」を推進することで、二酸化炭素などの温室効果ガスを削減しなければなりません。

しかし、省エネが重要であることは分かっていても、具体的にどう取り組めばよいか分からないという方もいらっしゃるでしょう。そこで、この記事では、ご家庭で取り組める省エネについてご紹介します。

省エネで持続可能な社会を実現

まずは、省エネとは何なのか、何のために省エネを目指すのか、整理してみましょう。

省エネとは、「省エネルギー」の略語です。石油や石炭・天然ガスなど、限りあるエネルギー資源の枯渇を防ぎ、エネルギーを効率よく使うこと目指します。

省エネの大きな意義は、世界共通の課題である地球温暖化の防止です。省エネを実現することで、エネルギー消費により排出される二酸化炭素などの温室効果ガスを削減し、地球温暖化防止に貢献できます。地球規模で省エネの取り組みが進められているのは、このためです。

また、最近、「SDGs」という言葉を耳にする機会が増えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。SDGsとは、2015年の国連サミットで採択された、2030年までに世界各国で取り組む「持続可能な開発目標」です。この中にも、気候変動について具体的な対策を行うことが盛り込まれています。美しく住みやすい地球環境を将来の世代に残すために、しっかりと省エネに取り組みたいものです。

また、省エネのもう一つの重要な意義は、エネルギーの安定供給を確保することです。これは、エネルギー資源のほとんどを輸入に頼っている日本にとって、最も重要な課題の一つです。日本で省エネ政策が大きく進むきっかけとなった出来事が、1973年と1979年に起きたオイルショックです。中東戦争を契機に、石油の供給が不安定になり石油価格が高騰し、日常生活は大混乱に陥りました。その教訓から省エネ法が生まれ、省エネが推進されてきたのです。現在の便利で豊かな生活を維持していくためにも、省エネを進めなくてはなりません。

おうちで省エネできることを知っていましたか?

さて、省エネというと、地球温暖化の防止やエネルギーの安定供給という大きな目的から、政治課題や企業目標のはなしであり、個人で実践するには少しハードルが高いという印象があるかもしれません。でも実際には、家庭でもできることが多くあります。

新型コロナウイルス感染症の影響によりステイホームが長く続いたことで、自宅で過ごす時間が増えた方も多いでしょう。家庭での日常生活を見直すことで、少しずつ省エネに取り組んでみませんか。

例えば、こまめに電気を消す、冷蔵庫の中を整理し冷気の循環を良くして効率よく冷やす、エアコンを適切な温度(冷房28℃程度、暖房20℃程度)に設定する、テレビやパソコンのモニター画面の設定を明るくし過ぎない、白熱電球をLED電球に交換する、車をやめて公共の交通機関を使うなど、身近で手軽なところから実践できます。特に、冷蔵庫・照明器具・テレビ・エアコンなどは家庭内のエネルギー消費の大きな部分を占めていますので、優先的に取り組むことをおすすめします。省エネを推進することは、家庭のエネルギー料金の節約に繋がり、家計にも優しい行動なのです。

また、自宅に太陽光発電パネルを設置することも、検討してみてはいかがでしょうか。家庭内の電力をまかない、余剰があれば電力の売却もできます。災害時に停電した際の備えにもなります。太陽光パネル設置には、初期費用がかからない商品(※)や、行政の補助が出るケースも多いので、確認してみるとよいでしょう。

(※)ヒナタオソーラでは初期費用0円で太陽光発電システムを設置できます。
詳しくはこちらから:https://www.hinatao.co.jp/hinatao_solar/

また、東京ガスでも初期費用0円で太陽光発電と蓄電池をダブルで設置するサービス「あんしんW電池」というサービスを展開しています。
詳しくはこちらから:https://home.tokyo-gas.co.jp/living/solar-battery/index.html

実は選ぶ家電で省エネに貢献できるものがある

そして、家電を購入する際に、省エネの製品を選ぶことも重要です。家電を最新のものに買い替えた際に、電気代が急激に減るというのもよく聞く話です。省エネ家電を購入する際に注目したいのが、製品の省エネ性能が分かる「省エネラベル」です。家電の省エネ性能が分かりやすくラベルで表され、選ぶ際の目安になります。「省エネラベル」には、「省エネルギーラベル」「統一省エネラベル」「簡易型統一省エネラベル」があります。

「省エネルギーラベル」は、省エネ法で定められた省エネ性能の目標基準を達成しているかどうかを表すものです。その製品がどの程度達成しているかが、①省エネ性マーク、②省エネ基準達成率、③エネルギー消費効率、④目標年度、の4項目で表示されます。①省エネ性マークは、省エネ基準率100%以上の製品にはグリーンのマーク、未達成(100%以下)の製品にはオレンジのマークが表示されます。②省エネ基準達成率は、基準の達成率を%で示したものです。③エネルギーの消費効率は、APF(通年エネルギー消費効率)のように効率で表すものや、年間消費電力量のようにエネルギー効率で表すものがあります。④目標年度は、それぞれの製品ごとの基準を達成すべき年度が表示されます。

「統一省エネラベル」は、家電メーカーが製品の省エネ情報を表示したものです。上記の省エネラベルの情報に加えて、市販されている製品の中で相対的に位置づけた多段階評価(1~5の数字と星の数)、年間の目安電気料金(または目安燃料使用量)などが記載されます。特に、目安電気料金などは、家計にも直接的に響いてきますので参考になります。冷蔵庫、照明器具、テレビ、エアコン、温水洗浄便座(電気便座)が表示の対象です。

「簡易型統一省エネラベル」は、統一省エネラベルの簡易型で、相対的な多段階評価を行わない製品に使用されます。省エネラベルの情報と、年間の目安電気料金(または目安燃料使用量)などが記載されます。冷凍庫、ジャー炊飯器、電子レンジ、DVDレコーダー、VTR、ガス調理機器、ガス温水機器、石油温水機器、電気温水機器(ヒートポンプ式給湯器) 、電球が表示の対象です。

家電を購入する際には、これらの省エネラベルの表示も十分に確認して、地球にも家計にも優しい製品を選びたいものです。

身近なところから省エネを

省エネは、エネルギーの安定供給と地球温暖化の防止のため、エネルギーを効率よく使用することです。家庭でも、消費電力などを削減することで省エネが実践でき、それはエネルギー料金の削減にも繋がります。

SDGs(持続可能な開発目標)が提唱されている中、ぜひ身近なところから、省エネに取り組んでみませんか。そして、子どもたちの世代や、その先の世代に、美しく住みやすい地球環境と、便利で豊かな社会を残していくような取り組みを皆さんもしてみてはどうでしょうか?

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